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「中国の圧力に屈した」とサンリオに批判の声…《「VIVANT」コラボ中止》が突きつけた"ブランド防衛"の難しさ

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サンリオ VIVANT
双方のファンから期待されていた『VIVANT』とサンリオのコラボが中止となりました(写真:左はサンリオ公式サイトより、右は筆者撮影)
  • 西山 守 マーケティングコンサルタント、桜美林大学ビジネスマネジメント学群准教授
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結論から言えば、サンリオ側が今回の事態を事前に予測するのは難しかった。コラボ終了も、ブランドを守るという観点からはやむをえない判断だったと考えられる。

今回のコラボはシーズン2の放送に先立って発表され、ハローキティなどのサンリオキャラクターズと『VIVANT』の登場人物を組み合わせた商品展開が話題となった。キャラクターの意外な組み合わせ自体がニュースとなり、双方のファンを引きつける狙いがあったはずだ。

異色コラボの豊富なラインナップが好評を呼んでいた(画像:ヴィヴァンちゃん【公式】X @VIVANT_SUBより ※現在は削除)

商品を製造・販売するコラボは、企画の立案から権利処理、デザイン監修、生産、流通まで長い準備期間を要する。実際の着手時期は公表資料だけではわからないが、放送直前に思いついたからといってすぐに実現できるような取り組みではない。

そのため、契約や商品企画の段階で、続編の具体的な描写を把握し、海外での反応までを予測することは難しかっただろう。

前作が大ヒットした『VIVANT』は魅力的なコラボ相手だったが…

筆者も広告会社に勤務していた頃、映画とのタイアップを検討したことがある。しかし、公開前の作品を必ずしも鑑賞できるわけではない。あらすじや企画資料を頼りに、作品の内容もヒットの行方も完全にはわからない段階で判断する必要があった。コラボを決める企業は、常に一定の不確実性を引き受けている。

前作や原作が存在する場合は、それが判断材料になるのだが、今回の『VIVANT』においては、前作の実績が判断を難しくしてしまった側面がある。

『VIVANT』シーズン1は、架空の国を舞台にした壮大な物語であり、国際情勢を連想させる要素を含みながらも、基本的にはフィクションとして描かれていたし、視聴者もそのように受け止めていた。一方、続編では実在の国を想起させる描写がより強く問題視され、暴力表現を含む作品のトーンについても物議を醸していた。

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