キャリアのスタートで出遅れたと思っていた私にとって、若いうちに自分自身の限界を知り、後悔のない生き方や働き方ができたという意味ではプラス面がなかったとは言えない。とはいえ、同じことを他人には勧めないし、むしろ吐血する前に止めるだろう。
なにせもう20年以上前のことにもかかわらず、当時の十二指腸潰瘍に伴う吐血の影響で、現在もその後遺症が残り、飲食に制約があるのだ。
こうした反省もあり、常々健康管理に関心を持っている、というわけだ。昨今言われる「持続性のある働き方」もまさに当たり前のことだと思う。
35歳から重点を置き始めた「予防医療」とは?
特に若い時分は「何かあったら病院に行く」という発想しかなかったのだが、35歳以降はいわゆる「予防医療」に重点を置いている。
といっても、何も難しいことをしているわけではない。検査の範囲と質を十分に担保できるプレミアムな人間ドックを毎年受け、人間ドックではカバーしきれない「歯と目」については、歯科と眼科を定期的に受診している、といった具合だ。
私が受けている人間ドックは、1回あたり数十万円かかるが、やはり検査範囲の広さ、安心とスピード感、そしてアフターフォローを考えると、必要経費だと割り切っている。
日々の生活でも、栄養のある食事と十分な睡眠の質・量の確保を心がけ、足りないと思われる栄養はサプリメントで継続的に補い、運動を生活のルーチンに組み入れることで体調管理に努めている。そのおかげかどうかはわからないが、少なくともここ10年以上、風邪をひいた記憶もないし、当然大きな健康上の問題も生じていない。
逆に、間違っても避けるべきは、“寝不足自慢”や“不健康自慢”だ。身体に負荷をかけ続けるやり方は、継続性の担保という意味で非常に心もとないと心得るべきだろう。
健康診断の受け方にも注意したい。会社の健診や人間ドックを毎年受けている人は多いと思うが、「人間ドックの日程に合わせて飲酒を控える」など、「その日さえよければOK」的な発想は避けるべきだ。


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