健診の目的は、普段の生活パターンの、ありのままの状態を把握することにある。学生の一夜漬け勉強よろしく、その場しのぎで対応しては、そもそも定期健診の意味がない。
とりわけ40歳以降のビジネスパーソンは、「若い頃とは身体のコンディションの前提が違う」という強烈な認識の下、健診に臨んでいただきたいものだ。
歯科については、虫歯は一本もないのだが、定期的なクリーニングとホワイトニングのために数カ月おきに通っている。日々の歯磨きやフロスなどのセルフケアは当然だが、やはり定期的にプロにクリーニングしてもらい、虫歯や気になる箇所がないかを目視や3Dスキャンで確認してもらうことは大切だと思う。あわせて、ホワイトニングで見た目のケアもしている、という具合だ。
「歯医者に症状がないと行かない」という人は多いと思うが、例えば歯周病は口の中だけの問題ではなく、血管を通じて脳梗塞から心筋梗塞などのリスクを高めるとも言われている。やはり定期的な受診は重要だろう。
眼科についても、特段気になる症状があるわけではないが、年齢と共に視力低下や老眼など、さまざまな症状が現れやすい部分なので、定期的に視力や眼圧などの確認を含め、一通りチェックしてもらっている。
人間ドックはその場で「翌年の予約」を取る
さらに、こうした予定は強制的に押さえてしまうようにしている。人間ドックは毎年受診が終わったその場で翌年の予約を取り、歯科や眼科も同様に数カ月前から日程を確保する。行かない理由を最初に排除しておく、ということに努めている。
そこまでしているのは、繰り返しになるが、こういった予防的な行為は自分への投資であり、責任あるビジネスパーソンの“必須科目”だと考えるからだ。仕事面でも家族に対しても責任のある立場である以上、当たり前のことだろう。
何かあったら対応するのではなく、何かが起きる前に、つまり症状が顕在化する前や軽症のうちに対応することこそが、仕事を含む日々の生活の継続性を担保する最良の手段であろう。
最高の投資は、自分への投資。だからこそ、健康管理と体調維持が大切なのだ。


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