新型iPad miniは、小型タブレットの新製品という枠を超え、「小さな大画面」というカテゴリーの代表格として注目を集めるだろう。タブレットかスマートフォンかという分類にとらわれず、読む、書く、考えるために自分に必要な画面の広さから選ぶ。このサイズのデバイスとの付き合い方に、一石を投じる製品になりそうだ。
「AI活用」と「手書き」を1台でスッキリ両立
搭載するA20 Proチップは、前モデルのA17 Proから3世代進んだ。アップルによると、AI性能は前世代比で最大4.5倍になった。Apple Pencilにも対応しており、資料を読む、メモを手書きする、AIを使うといった作業を1台にまとめられる。
さらに、10月27日(日本時間)に配信が始まったiPadOS 27.2では、新しい「Siri AI」が日本語でもベータ版として使えるようになった。画面に表示された内容や、メール、メッセージの中身といった個人の文脈を理解して、情報を探したり調べものをしたりできる。AIサービスを契約していない人でも、AIを活用しやすくなった。
もっとも、iPad miniの前モデルもApple Intelligenceに対応しており、AIが使えること自体は今回が初めてではない。今回の価値は、処理性能に加えて、画面の見やすさや薄さ、軽さをまとめて更新し、日常的な使いやすさを磨いた点にある。
例えば、会議の資料にメモを書き込み、後から文章にまとめる。AIに文章の整理を手伝わせ、何を消し何を残すかは自分で判断する。こうした使い方に、iPad miniのサイズはよく合う。AIと会話するだけでなく、読み書きまでスムーズにできるからだ。


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