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「SNSでバズれば成功」は半分ウソ? 急なバズリで起こりうる誹謗中傷で体力が削られる中小企業のPR防護策

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カフェで写真を撮る女性たち
画面の中で知られることと、企業の成長は同じではない(写真:Bongkarn Thanyakij/PIXTA)
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SNSでは、文字や写真、動画などの情報を、“画面を通して”受け取ります。

しかし、リアルな会話は違います。

相手の表情や声だけでなく、話すときの間合いや、その場の空気も感じられます。

つまり、リアルなコミュニケーションでは、さまざまな情報を五感、時には第六感も駆使して、体全体で感じ取っているのです。

だからこそ、SNSの誹謗中傷に心を傷つけられたとき、画面の外に出て、人と対話することで、自分はどんな世界で生きているのか、現実の社会を実感できるのです。

リアル社会を味方につける

そこで私は、ケーキ屋さんに、地元の祭りへの出店を提案しました。

当初、店主は「そんなの、コスパもタイパも悪いし、面倒くさい」という雰囲気で、しぶしぶといった感じでした。

ところが、祭りに出店してみると、「久しぶりに、おたくのケーキを食べたわ。やっぱり美味しいね」などと、地元の人たちから声をかけられたのです。

そこには、“画面”からは受け取れない、温かい空気がありました。その空気を感じ取った店主の心は、次第に明るくなります。

そして、ようやく気づいたのです。

SNSで見た批判的な言葉が、自分が生きている世界の、ほんの一部に過ぎないことに。

これをキッカケに、店主は、地域の活動にも積極的に参加するようになりました。

すると、自治体や商工会議所の人たち、地域のマスコミなど、これまで意識していなかった人たちとのつながりも生まれていきました。

そして、店を取り巻く「リアル社会」こそが、店の経営を支えていることを実感するようになったのです。

その後、SNSへの投稿も再開しましたが、SNS上に批判的な投稿があっても、以前ほど心を乱されることはなくなりました。

画面の向こう側だけが、自分の世界ではないことを知ったからです。

SNSで「知られる」ことは、大きなチャンスになります。

しかし、画面の中で知られることと、企業の成長は同じではありません。

SNS時代の企業経営には、画面の中と外を分けて、リアル社会を五感で感じる感覚が必要なのです。

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