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キャリア・教育

【東大合格生に学ぶ】「忙しくても本をガンガン読む人」が実践する「時間がない人」のための読書術

6分で読める
読書する男性
忙しい人はどうやって本をたくさん読んでいるのしょうか?(写真:mits/PIXTA)
  • 市野瀬 早織 元渋谷教育学園渋谷中学高等学校 国語科専任教諭 市野瀬教育研究所 所長
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スキマ時間というと、10分、15分程度をイメージするかもしれませんが、私は極論をいえば、1分でもかまわないと思っています。

「1分しかないから、本を読んでも意味がない」と考えるのではなく、「1分あるから、とりあえず本を開いてみよう」と考えるのです。

もちろん、1分で何十ページも読めるわけではありませんが、大切なのは、「読む量」ではなく、「本を開く」という行動そのものです。

 「1分読書」は、たくさん読むためではない

私の教え子だった東大合格生たちを見ていて印象的だったのは、本を読むことを大げさに考えていなかったことです。

「さあ、これから読書をするぞ」と気合を入れるのではなく、少し時間が空けば自然に本を開く。

実際、授業中の課題が早く終わると、残った5分ほどの時間でも、真っ先に読みかけの本を広げる生徒がいました。

放課後、部活動の支度を始めるまでのわずかな時間に、集中して本を読む生徒もいました。なかには、合唱コンクールの練習の合間に、さっと本を取り出して読む生徒までいました。

また、「通学電車に乗っている15分間を読書タイムにしていました」と話してくれた生徒も何人かいます。

彼ら彼女らにとって読書は、「30分空いたら始めるもの」ではなく、5分でも15分でも、読める時間があれば自然に本を開くものになっていたのです。

だから「1分読書」の目的は、「物理的に1分間で何ページ読み進めるか」ということ以上に、「本を読むには、まとまった時間と覚悟が必要だ」という感覚を薄め、読書を始めるまでのハードルをできるだけ低くすることにあります。

1分だけ読んで閉じてもいいし、そのまま続きが気になって、5分、10分と読み進めてもいい。

まず本を開く。その行動が日常になれば、読書は「時間をつくらないとできないもの」から、少しずつ「いつでも始められるもの」へ変わっていきます。

では、10分、15分という時間がとれたときには、その短い時間をどう「読書」に使えばいいのでしょうか?

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