現地を訪れて感じたのは、同校が誇る質の高さと温もり。Managing Directorの Marc Cullen氏と、その妻のTanya氏を中心としたファミリー経営の精神が組織の隅々にまで浸透しており、大規模校にはない、きめ細やかなホスピタリティと安心感が漂っています。車椅子でのアクセスにも配慮された環境など、多様な大人を受け入れる懐の深さも非常に印象的でした。
実際の教室で目にしたのは、自国の授業法を磨きに来たヨーロッパの小学校教員や、自らの専門分野や興味関心と英語を掛け合わせて学び直す社会人たちの姿です。イタリアやスペインなど多彩な国から集まった彼らに共通していたのは、与えられたカリキュラムをこなすのではなく、自らの目的意識に合わせて学びをデザインしているという主体性でした。
ウイスキー・テイスティングやチョコレート作りも体験
同校が力を入れる50歳以上限定の「50+ プログラム」では、午前中の語学レッスンに加え、午後のアクティビティが実に魅力的に設計されています。
ツアー後に講師が「このあとコーヒーでも飲みながら話しませんか?」と自然に促す「Coffee and Chat」、地元のパブでアイリッシュスタウトの完璧な注ぎ方を教わる「Pour the Pint」体験やウイスキー・テイスティング、チョコレート作りなど、現地の人々やクラスメイトと自然体で打ち解けられる仕掛けが秀逸です。人生の経験値を共有できる同世代だからこそ、間違いを恐れず、互いの生き方にリスペクトを払いながら心地よい対話が生まれていました。
今回は実際に足を運ぶ時間がありませんでしたが、次にこの街を訪れたときの楽しみがまた1つ増えました。
コークを拠点としたオトナ留学の真骨頂は、少し足を延ばすだけで劇的な景色の変化と深い歴史に出会える点にあります。視察の合間、私はコーク駅から電車に揺られること約25分、港町・コーヴ(Cobh)へと向かいました。


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