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「休みがあっても予定がない」残業が減った50代の悲哀…定年後に楽しもうとする人を待ち受ける"脳の加齢"の落とし穴

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ぼんやりする人
何も予定をつくれずに、自分時間を持て余している人にはどんな特徴があるのでしょう?(写真:Lyo/PIXTA)
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日本の場合は、定年とは「会社で働けなくなる」ことを意味しています。仕事を人生の最優先課題にしてきた人たちが、会社で仕事ができなくなるのですから、精神的なダメージは大きく、海外の人たちのように仕事からの解放と素直に喜ぶことはできません。

老後は人生の黄金期

日本と海外の定年に対する考え方の違いで、私が最も象徴的な出来事だと考えているのが、2023年にフランスで起こった年金をめぐる過激な抗議運動です。きっかけは、マクロン政権が年金の支給開始年齢を「62歳から64歳に引き上げる」という改革案を議会で強硬可決したことにあります。

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フランスでは、「老後は人生の黄金期」と考えられており、早く引退して、その後の人生を謳歌することが、フランス国民に与えられた大事な「権利」と認識されています。

それを2年も先延ばしされることに対して、多くの国民が、「なぜ老後の大切な時間を削るんだ!」と猛反発したのです。

これに対して、日本の年金の支給開始年齢は、制度発足当初の55歳から、60歳を経て、現代の65歳まで、何ごともなく引き上げが続いています。多くの日本国民は、「年金支給が遅くなっても、定年が伸びて、収入が確保できれば問題はない」と考えています。

働く期間が伸びることには、ほとんど抵抗がなく、逆に「働けるだけありがたい」と受け取っている人も少なくありません。これもまた、仕事を人生の中心に置いてしまう日本人の「特性」の1つといえるように思います。

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