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キャリア・教育

前例がないプロジェクトを任された! →落とし穴にハマる「考えすぎる人」と、勝ち筋を見つける「考えすぎない人」の決定差

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仕事の場で多くの人を悩ませる原因のひとつが、「正解探し」だという(写真:kouta/PIXTA)
  • わび とある外資系企業で危機管理屋として働く会社員
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多くの人が新しい仕事を避けたがるのは、「完璧にやらなければならない」という思い込みがあるからです。しかし、未知の仕事で求められているのは完成度ではなく、「道をつけること」です。不器用であっても、最初の一歩を踏み出し、そこでの試行錯誤を共有するだけで、組織にとっては大きな価値となります。

考えすぎない人は、前例のない仕事を「自分を試す試験」ではなく、「自由に描ける白いキャンバス」として扱います。ルールが決まっていないぶん、自分で考え、自分のペースで進められる余地がある――そのコントロール感がストレスを軽減し、心を安定させます。

また、前例のない場所には比較対象がいません。隣の芝生が青く見えるのは、同じフィールドで競っているからです。誰とも比べられない環境では、意識は自然と「他人の目」ではなく「目の前の課題」に向かいます。

この集中状態こそが、悩みを消していきます。もちろん、未知の仕事には予期せぬトラブルが付き物ですが、それすらも「貴重なデータ」として価値を持ちます。最初から「失敗も成果のうち」と考えていれば、不測の事態にも淡々と対応できるようになるでしょう。

前例がないことを、能力の不足を露呈する恐怖ではなく、比較や減点から解放される自由として受け入れる――その思考のクセを持つことが、挑戦を楽しみながら、平穏な心で成果を出し続けるための知恵なのです。

無理して「置かれた場所」で咲かなくてもいい

「置かれた場所で咲きなさい」という言葉があります。いかなる厳しい環境であっても、そこで耐え忍び、努力を続ければいつか道が拓けるという教えです。

確かに、一時的な困難を乗り越えることで得られる成長はあります。しかし、考えすぎない人の思考はもっと現実的です。もし、その場所が自分の強みをまったく活かせない環境なら、「枯れ果てる前に移るべきだ」と考えます。

深刻な悩みの多くは、個人の能力不足ではなく環境とのミスマッチから生まれます。魚が砂漠では泳げないのと同じで、どんなに優秀であっても合わない場所では当然成果は出せません。

自分に合わない環境で「なぜ自分はうまく咲けないのか」と悩み続けることは、エンジンがかかっていない車を必死に押して動かそうとするようなものです。その努力は自己研鑽ではなく、ただ自分を摩耗させているに過ぎません。

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