このミラーを載せたスマートグラスを発売するのは、TDKではなくスマートグラスメーカーだ。すでに製品を出しているメーカーが新モデルで方式を切り替えるのか、これから参入するメーカーが最初から採用するのか、搭載製品の時期は決まっていない。
コンタクトレンズでは、画面の代わりに画面から届く光を作る
NICTのブースにあったコンタクトレンズ型ディスプレイも、レンズの中に画面を作らない点はTDKと同じだ。目にはめたレンズの中に表示素子を入れると、目に近すぎてどうやってもピントが合わない。そこで画面そのものを映す代わりに、離れた場所に画面があるときに目に届く光を作り、その距離に目がピントを合わせて読む。
離れた場所に文字があるとき、目に届く光は特定の形の波になる。その波を計算し、再現する縞模様を2mm角の表示素子に映すと、目は離れた位置に文字があるものとしてピントを合わせる。この縞模様がホログラムで、文字が変わるたびに計算し直す。
ブースの展示では、ホルダーに立てたソフトコンタクトレンズの少し後ろに表示素子を置いていた。レンズ越しに奥の壁へピントを合わせると、空中に緑色の英文が浮かんで読める。


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