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スマートグラスの字幕で目が合わない問題、網膜に直接映す技術とコンタクトレンズが解決する未来

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TDKが展示した網膜直接描画方式のスマートグラスの試作機
TDKが展示した網膜直接描画方式のスマートグラスの試作機。左のレンズに見える四角い部分がメタオプティクスミラーだ(写真:筆者撮影)
  • 石井 徹 モバイル・ITライター
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このミラーを載せたスマートグラスを発売するのは、TDKではなくスマートグラスメーカーだ。すでに製品を出しているメーカーが新モデルで方式を切り替えるのか、これから参入するメーカーが最初から採用するのか、搭載製品の時期は決まっていない。

コンタクトレンズでは、画面の代わりに画面から届く光を作る

NICTのブースにあったコンタクトレンズ型ディスプレイも、レンズの中に画面を作らない点はTDKと同じだ。目にはめたレンズの中に表示素子を入れると、目に近すぎてどうやってもピントが合わない。そこで画面そのものを映す代わりに、離れた場所に画面があるときに目に届く光を作り、その距離に目がピントを合わせて読む。

展示用のホルダーに立てたソフトコンタクトレンズ。奥の表示素子が作る光を、このレンズ越しに見る(写真:筆者撮影)

離れた場所に文字があるとき、目に届く光は特定の形の波になる。その波を計算し、再現する縞模様を2mm角の表示素子に映すと、目は離れた位置に文字があるものとしてピントを合わせる。この縞模様がホログラムで、文字が変わるたびに計算し直す。

文字から計算したホログラムのパターン。縞模様の中に文字の輪郭がうっすら残る(写真:筆者撮影)

ブースの展示では、ホルダーに立てたソフトコンタクトレンズの少し後ろに表示素子を置いていた。レンズ越しに奥の壁へピントを合わせると、空中に緑色の英文が浮かんで読める。

奥の壁にピントを合わせて撮ると、手前のレンズの中に緑色の英文が浮かぶ(写真:東京農工大学提供)
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