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キャリア・教育

「知能検査の上限突破」でも会社員は無理だった…元ニートphaさんが気づいた"自分をすり減らすもの、充電してくれるもの"

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pha シェアハウス
シェアハウスを運営し「日本一有名なニート」と呼ばれた頃のphaさん(写真:phaさん提供)
  • pha 文筆家
  • 大石 貴子 日米ギフテッド教育協会代表
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――大石さんが代表を務める日米ギフテッド教育協会の名誉顧問で、発達心理学者のリン・リム先生ともお話しされたそうですね。

pha:3人で、ずいぶん長く話しました。

大石:2時間くらいですね。追加のテストもたくさんしてもらいました。

リン・リム/心理学博士。QUARK Collaboration Instituteの創設者。生涯にわたる人間の発達が専門。特にギフテッド、2E、ニューロダイバージェンス、そして「突出した認知的な強み」と「支援の必要性」が一人の人間の中でどのように共存しているのかに着目している(写真:リン・リム氏提供)

リン先生がまず希望したのは、WAIS(ウェクスラー成人知能検査)の下位検査の数字でした。下位検査の数字は、phaくんの検査機関のように、検査を受けた人に配られる結果の資料には書かれていないことが多いんです。phaくんには、検査を受けた機関に下位検査の数字をリクエストしてもらいました。

pha:オプションになっている、病院で診断を受ける人用の詳しいデータを送ってもらいました。

言語の項目が、測定の上限に達していた

大石:それを見ると、実は下位検査でデコボコがあったことがわかりました。デコボコといっても、むしろ上に突出している部分がわかったんです。

言語に関するテストの部分が、WAISで測れる範囲のいちばん上の得点でした。リン先生の言葉を使うと、「テストがphaくんを測れていない」ということです。測れていないところがあるので、その時点で全体の数字も怪しくなります。

ここからの学びとしては、WAISやWISC(児童向け知能検査)は万能ではなくて、天井があるということです。天井に当たってしまった人の結果は、実際はもっと高い可能性もあるわけです。

アメリカには、もっと上を測れるテストもあります。ただ、それは研究者が使うようなもので、個人はそこまでする必要はないと思います。

pha:もっとデコボコがあるかなと思っていたんですよ。苦手なことも多いし、普段ミスも多いので。でも意外と出ていなくて、これは何なんだろうと思っていました。

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