大石:強調しておきたいのは、このチェックリストだけではギフテッドかどうかは測れないということです。基本的にはIQが130以上なら、ギフテッドです。チェックリストのような周辺情報が役に立つのは、IQ130に満たない人が「どっちかな」と思うときです。2Eで障がいが色濃く出ると、IQが低めに出ることがあるからです。
日本の人が誤解しやすい2つの項目
大石:日本の方が誤解しやすい項目が、2つあります。
1つは「独自のやり方を貫き、体制に迎合しない」。ギフテッドは優等生というイメージを持っている人には意外らしくて、大人が「反抗している」と決めつけて、厳しくしてしまうことがあります。でも、ギフテッドには強い意思がある子が多いです。そういう特性があると知っているだけで、対応を変えられると思います。
もう1つは「五感(見る、聞く、匂う、味わう、触る)が極めて豊かで鋭く、わずかな違いを識別できる」。これは、短歌を詠むような豊かな感性や、味を細かく分析できる、楽器の音を聞き分けられるといった、芸術的な五感のことです。知的ギフテッドの芸術的な感性が高いことは、各国のデータでわかっています。なので、音楽家や芸術家にも知的ギフテッドが多いですし、数学者だけど趣味は音楽というケースもよくありますよね。
よく間違われるのが発達障がいのお子さんがしばしば持つ感覚過敏です。洋服のタグが気になる、うるさい音が苦手でノイズを消すヘッドフォンが必要、といったものとは違います。
pha:五感の豊かさと感覚過敏の両方ある人もいそうですよね。僕もたぶん両方あるんですが。
「独自のやり方を貫き、体制に迎合しない」は、僕にはすごく当てはまると思いました。集団や社会のルールが苦手な感じがあります。
「正義感が非常に強い」は、あまり自分はそうでもないかな、と思ったんですが、自分の中に基準があって、それに合っているかどうかで判断するところはあります。それが正義感かどうかはわかりませんが。


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