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「それって新手のパパ活じゃないの」妻を亡くした60代男性が40代女性との"特別な絆"を信じた顛末

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画像はイメージ(写真:kouta/PIXTA)

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医師の森繁さん(61)は、妻を亡くした親友・加藤さんから、すでに二度の絶交を宣言されていた。その加藤さんは、家族をがんで失った人たちの交流サークルで出会った女性を「ソウルメイト」と呼び、彼女の息子たちの学費まで援助するようになる。
「理由なきフェイドアウト」から「いわくつきの絶交」まで、10〜80代の男女が友人との離別を語る書籍『友達になって後悔してる』(山野井春絵著)より一部抜粋・再編集してお届けする。なお、本書は、プライバシー保護の観点から、インタビューに登場した人物の氏名や属性などを変更・再構成している。
前編記事:「妻を亡くした友人に「そろそろ前に進め」と言ったら絶交された…60代男性が語る"中高時代からの友人"との関係が壊れた瞬間」

その後「チームかすみ草」をネットで調べてみると、やはり家族をがんで失った人たちの交流サークルだとわかりました。加藤文責のブログもいくつか見受けられ、活動記録などが生真面目な文章で綴られていました。私はその中に、40代くらいの童顔女性と加藤が並んで写っている写真を見つけました。それぞれの根付けをぶら下げた2人は、掘ったばかりのさつまいもを両手に持って寄り添っています。こんな女性が加藤の第二の人生の伴侶になってくれたらいいのに、と思いながら、またまた老婆心だぞと自分を戒めるのでした。

一回り以上年の離れたソウルメイト

絶交宣言から数ヶ月経つと、思いがけず加藤から飲みに誘われました。宣言などなかったかのように、いつもの調子で会話がはじまりましたが、私は思い切って先日の件を謝りました。ところが加藤はなんだかにやけています。

「なんだよ、お前。……あっ、ひょっとして、誰かいい人でも?」

加藤はあれこれもったいぶりながら、その後サークル内で懇意にしている女性ができたのだと打ち明けました。やはり、私がブログで見つけたあの写真の女性でした。彼女は40代。旦那さんをがんで亡くし、中高生の息子たちと、3人で暮らしているとのこと。

「なんというか、あの場では、酒も入ってたしな。こちらこそ、悪かった。うん。しかし、その彼女とは、決して、そういう関係ではない。年齢も一回り以上離れているし、今さら俺も、恋愛という年齢ではないから」

「上原謙だって70代で子どもができたんだぞ。還暦前だし、お前も金ならあるんだから、まだまだいけるだろう」

そう言うと加藤は青年のように顔を赤らめて、怒りはじめました。

「だから、お前らはすぐそういう方向へ持っていくだろ。俺と彼女は、そういう、単純な関係じゃないんだよ。彼女は、俺のことを、ソウルメイトと言っている。もっと、高次なんだよ」

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