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中国の「債務の罠」に沈むラオス、日本の対中戦略にも暗雲、軍事拠点からレアアースまで握られた小国の現実とは

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中国の国家戦略「一帯一路」にのみ込まれつつあるラオス(写真:Wang Xin/VCG via Getty Images)
  • 三船 恵美 駒澤大学法学部教授、JFIR日本国際フォーラム上席研究員、RIPS平和・安全保障研究所研究委員
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長年ラオスが中国・ロシアと緊密な軍事関係を築いてきたことから、中国が軍事拠点を開設したこと自体には驚きはない。しかし、あえてバンクーンを選定したことには、東南アジアにおける勢力図のパラダイムシフトを映し出す象徴的なメッセージが込められている。

バンクーンには、ベトナム戦争中、アメリカ中央情報局(CIA)が秘密基地(Lima Site 44)を置いていた。中国は、かつてアメリカが共産主義勢力への偵察にも使っていた訓練・中継・補給拠点であったバンクーンに、軍事施設を開設したのである。

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