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ビジネス #鉄道最前線

イノトランス2026で見た「鉄道車両の未来」の潮流 中韓メーカーが存在感、欧州勢は「中身に注目」

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Innotrans 2026 屋外展示車両俯瞰
国際鉄道見本市「イノトランス2026」の屋外展示車両(撮影:橋爪智之)
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その理由の一つとして、再生可能エネルギーによる水素(いわゆるグリーン水素)の安定供給という、技術面よりもインフラ面の課題が浮き彫りとなったことがある。だが、サルデーニャ島では大規模な太陽光発電施設を建設し、水素生成から運行に至るまですべてを再生可能エネルギーで賄う計画となっている。こうしたインフラ部分を含め、実現できるのかが注目される。

このほか、オーストリア連邦鉄道向けの「レイルジェット」用車両も展示した。ローカル特急用のシーメンスのレイルジェット車両とは別用途で、こちらは主要都市間に運行されている都市間運用の客車列車のうち、各駅停車タイプ(東海道・山陽新幹線でいえば『こだま』に相当)の列車を置き換えるのが目的だ。ダイヤに影響を与えず各駅に停車させるには高加減速が求められるため、最高時速は200kmに抑え、代わりに加減速性能を高めた。短距離利用が中心となるので食堂車は廃止されたが、自販機を設置している。

「レイルジェット」の各駅停車仕様として導入されるシュタドラー製車両「KISS」(撮影:橋爪智之)
【写真を見る】シュタドラーはノルウェー向けの特急電車も展示。黒光りする車体が精悍な印象

外観はほぼ同じでも「AI」で進化

■日立レール

前回に引き続き、イタリア鉄道向け高速列車「フレッチャロッサ・ミッレ」を展示。ただし、前回展示された車両からは大幅に進化しており、とくにシステムは大きく変更された。

2年前に発表された「HMAX(エイチマックス)」は、AIとデータ活用技術を車両や信号システム、インフラ、運行管理など、鉄道システム全体へ展開する「Enhanced by HMAX」へ進化。展示された車両を含め、2027年以降に受注するすべての車両に標準搭載することが発表されている。これにより、リアルタイムで収集されるデータと、AIを活用した予兆保全や運行最適化を達成するという。

マイナーチェンジを行った日立レールの「フレッチャロッサ・ミッレ」(撮影:橋爪智之)
【写真を見る】イノトランス2026で見た「鉄道車両の未来」の潮流 中韓メーカーが存在感、欧州勢は「中身に注目」(36枚)
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