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長野県で最も古い歴史を持つ県立高校だ。この10月17日には、創立150周年記念式典を松本市内の文化ホールで開催する。校則、制服はなく、「自治の精神」が校風だ。明治以来、名門校として鳴らし、硬軟両面にわたって多くの俊英を世に送り出してきた。
大企業トップを数多く輩出
「大物」の実業家が出ている。首都圏で最大の私鉄である東急グループを創業した五島慶太だ。五島は旧制県立上田中学(現長野県立上田高校)から4年の時に旧制松本中学(現松本深志高校)に移り卒業した。郷里の青木小学校で代用教員を務めたのち、東京帝大法科大学を卒業した。
農商務省、鉄道省に勤務したのち1920年に退官、武蔵電気鉄道(のちの東京横浜電鉄)の役員になったことを機に、東京横浜電鉄と目黒蒲田電鉄の社長となり、鉄道事業に邁進した。戦争前後に東急電鉄のトップになり、鉄道沿線の宅地分譲や商店街造成、百貨店事業などの多角経営を実現し、東急グループを作り上げた。美術館、大学の設立などの文化事業にも尽力した。
首都圏では西武グループとライバル関係を形成、企業買収を強引に行ったため、「強盗慶太」の異名をとるようになった。運輸通信相も務め、戦後は公職追放をされたが、東急電鉄会長を務め、グループ経営に徹した。1959年に77歳で死去した。
卒業生にはさらに、中村一策(日本勧業銀行)、百瀬結(日本ビクター)、吉川清一(清水建設)、野々山広三郎(サッポロビール)、村田一(昭和電工)、中村胤夫(三越)、横内龍三(北洋銀行)、上條清文(東急電鉄)、伊藤善計(クノール食品)、伝田正彦(オルガノ)、碓井稔(セイコーエプソン)、小飼雅道(マツダ)、赤羽善治(九州電力)、太田宏次(中部電力)、西沢俊夫(東京電力)、田中晃(WOWOW)らの企業トップ経験者がいる。
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