神戸市の内陸部では産業団地の土地が売れている。神戸市西区の複合産業団地「テクノ・ロジスティックパーク」は約270haがほぼ完売した。
産業団地内に神戸淡路鳴門自動車道と山陽自動車道に接続する神戸西ICがあり、近畿一円だけでなく、中国地方と四国地方へのアクセスも良好である点が人気の理由だ。工業製品の工場だけでなく、食品工場や物流センターなども複数が立地している。
テクノ・ロジスティックパークが人気を集めたことで、沿線人口の減少などを背景に厳しい経営状況が続いている神戸電鉄粟生線の木津駅では近年、利用者数が増加したという効果も生まれた。
物流の観点では、すでに神戸は拠点開設の適地という見方が定着しつつある。同様にバスターミナル完成後は、神戸が持つ旅客交通の拠点性が改めて注目されることを期待したい。
神戸経済先行きのカギを握る
今後は市中心部にオフィスビルの需要家である企業を誘致できるかが、神戸の地域経済の先行きを大きく左右することになりそうだ。その際にバスターミナルの存在は大きなカギの1つになるかもしれない。
東日本に本拠地を置く会社が西日本に最初の支店を出す場合、バスを使えば中四国に、新幹線を使えば九州に、飛行機を使えば沖縄や韓国・台湾に、おおよそ4〜5時間以内で目的地に到達できる。東京への移動手段は新幹線、飛行機、バスと豊富だ。さらに大阪よりも安い家賃が神戸を選ぶ理由になるのではないかと思うが、どうだろうか。

