つまりフリースとは、ウールを山用に置き換えるために開発された素材であり、普段のカジュアルな装いにも取り入れやすいアイテムです。言い換えると、よそ行きではなく普段着と捉えたとき、1000円フリースの使いどころが浮き彫りになったのです。
1000円なのに見事に襟が立つイオンのフリース
普段着とは、休日の買い物や送迎、犬の散歩など、装うことが目的ではない場面で着るもの。一方、よそ行きは、通勤や商談、会食など、人に会うために装う場面です。
1000円という価格帯の普段着ならば、色合いとカタチさえ整っていれば、気分も上がります。なお今回メンズ向けには、フルジップとカーディガンタイプの2型に分かれますが、ここでは実際に購入に至ったフルジップ型に絞ってお伝えします。
フルジップ型は8色展開です。オレンジやブルーの鮮やかさは、思わず目を引きましたが、それでも注目したのは「アイボリー」(オフホワイト系)でした。
メンズのフリースではグレーやベージュなど落ち着いた色が目立つため、明るくクリーンなオフホワイト系は新鮮に映ります。どちらかといえば百貨店で扱われるブランドを思わせる色であり、それを1000円で選べることに価値を感じました。普段着のフリースを紺や黒で選ぶと、作業着や部屋着の方向に寄っていきます。ところがオフホワイトは、顔まわりに光を集めるため、清潔感が残るのです。
そして色のみならず、カタチという意味でも襟立ちが秀逸でした。襟立ちは、襟の高さや角度、生地のハリ感など、様々な要素の掛け算で決まります。1万円以上するものでも、ファスナーを開くと襟がペロンと明後日の方向を向いてしまう。ところがこちらは、見事に襟が立つ。普段着として、この襟立ちは気分が上がるものでした。


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