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「祖母が暮らした築50年団地」を25歳の孫が購入!57平米を自分好みにセルフリノベし住んだら「強気価格で即完売」

13分で読める
川内さん
祖母が暮らしていた団地の一室を、「非日常」な空間にリノベーション(撮影/相馬ミナ)
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「こだわりの物件に住みたい」と願う買い手がいても、限られた時間の中で知識を蓄え、ゼロからリノベーションを決行するのは、簡単なことではありません。一方で、不動産売買の事業者が販売するリノベーション済み物件は、万人に好まれる無難なデザインにまとまりがちで、ありきたりなものがほとんど。エリアや予算のハードルを乗り越えてまで住みたい!と思わせてくれる物件は、滅多に出合えないのが現実です。

洋室の奥は、あえて仕上げ壁を貼らず、構造壁を現しにしてラフに仕上げた(撮影:相馬ミナ)

そこに、個性が光るオンリーワンの物件が市場に投入されれば、「自分でのリノベーションは大変だが、こだわりのある空間に住みたい」という買い手の心をがっつり掴むことができます。オンリーワンな物件をつくることは、確実な売買をコンスタントに続ける必要がある事業者にとってはリスクを伴います。

外廊下から下を眺めると、ここにも緑が(撮影:相馬ミナ)

でも、「まずは住み手が自分のためにリノベーションをして満足して暮らす。そのうえでさらなるステップとしてリセールを考える」。このプロセスなら、自分のリノベーションに共感してくれる、たったの一組の買い手に出会えればいいのです。

(撮影:相馬ミナ)

売却が決まり、川内さんは次なる住まいをリノベーション中だそう。狭くはなりますが、より都心に引っ越しをすることが決まっています。今回の経験を糧にして、次は、あこがれの街へとステップアップというわけなのです。

築50年近い団地。郊外という立地。一人暮らしには広く、ファミリーにはやや狭いという約57平米という生活のイメージがしずらい中途半端なサイズ感の物件を、川内さんは見事に次世代へとつなぐ価値ある物件として再生させました。

実家(祖母の家)という既存の資産は、アプローチ次第で、すばらしい価値を生み出す宝になる。そんなことを証明してくれる事例です。

●取材協力
川内聡士さん

取材・文/加藤郷子

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