では、記者の質問に応じた4選手はどのように語ったのか。最大の注目は薬物に関する事実関係でしたが、矢野選手は「僕からは特に言えることはないので」、前川選手は「そこはちょっとわからない」、田村選手は「事実でないこともたくさんありますけど」、小園選手は「(球団から)『信頼できない』と言われたのでそれだけです」などとほとんど語りませんでした。
その後、小園選手はSNSで違法薬物の使用・所持、反社会的勢力とのつながりなどについて「過去も現在も一切関与しておらず、いかなる違法行為の事実もございません」と全面否定。矢野選手の代理人弁護士も「違法薬物の譲り受けや使用の事実はない」と否定しているようですが、記者の前で明言できなかったことで世間の人々の印象は悪化した状態から変わっていません。
実際、記事のコメント欄やSNSを見ると、カープファンを公言する人も、そうでない人も、球団の姿勢を支持する声が圧倒的。一軍の貴重な戦力でありながら、トレードや現役ドラフトに出すことをよしとせず、自チームが損失をかぶるような決断を称える声があがっています。
「7人のメンバー」を守る言葉を重ねた
STARTOの対応で1つ見落してはいけないのは、7人のメンバーを守る言葉を重ねていたこと。
発表したコメントには「会社としての経営判断となり、その最終判断は他のメンバー7名に委ねたものではなく、かつメンバーに処分の責任を負わせるものではありません」「メンバーは、今回問題となっている行為を事前に把握しておらず、関与もしておりません」「具体的に予見できるような兆候を認識していた事実も確認されておりません」などと書かれていました。
シビアな姿勢のみではなく、「彼らをしっかり守り、今後もサポートしていく」という意思が感じられますし、「それを世間の人々にはっきり伝えておく」ことも令和のエンタメシーンを生き抜くうえで必要なことなのでしょう。


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