しかもSTARTOは「処分保留で釈放され、捜査が継続している段階であり、刑事上の処分は確定しておりません」としながらも、「刑事処分とは別に弊社の専属契約に基づき判断した」。カープも「内部調査を続けましたが、ゾンビたばこを使用したという事実は確認できていない」としながらも、「球団との信頼関係を築くことが難しいと判断した」という決断のタイミングに、事の重大さが表われていました。
はたしてアイドルとアスリートなどの「見られる職業」に従事する人々に何が起きているのか。どこにも忖度せず事の本質を探っていきます。
世間の人々も「ご関係の皆様」に含まれる?
「見られる職業」の現在時点はどんなところにあるのか。それはSTARTOとカープの姿勢に表われていました。
まずSTARTOは「弊社は本事案を極めて重大な事態と受け止めており、エンターテイメント業界で活動していくことはファンの皆様をはじめとするご関係の皆様に支えられて初めて成り立つものという基本的な考え方を改めて所属タレント全員に徹底すべく、弊社としての取り組みの拡充を図ってまいります」とコメント。
「ファンの皆様をはじめとするご関係の皆様に支えられて初めて成り立つもの」というフレーズに、現在の組織が取るべきスタンスが表われていました。
「エンターテインメントである以上、ファンを第一に考える」「第二に仕事関係者やスポンサーに配慮する」という姿勢はこれまでも当然のように見せてきたものですが、注目は“ご関係の皆様”の解釈。
ネットの普及で誰もが自由に意見を発信できるようになり、日ごろ関心のないことにも言及するのが普通のことになった今、「世間の人々も“ご関係の皆様”に含まれている」というニュアンスが感じられます。


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