2018年1月の東京オートサロンで「WECで鍛えられたハイブリッド技術を生かした、次世代のスーパースポーツカー」として同「テストカー」とともに登場した。
当時のWECマシン「TS050 HYBRID」とほぼ同じ主要パーツで構成されるという、究極のスポーツカーであった。
その頃、ルマン24時間を中心とする世界規模の耐久レースでは、競技に特化し過ぎたマシンレギュレーションから、量産スーパースポーツを念頭に置いたモータースポーツを活用した事業化の議論が活発になり、現在のハイパーカーカテゴリーや、アメリカIMSAのLMDhが考案されたという経緯がある。
当時、ハイパーカーの量産を検討していたと見られるのは、トヨタとアストンマーティンで、アストンマーティンは一時、ハイパーカー関連の量産事業凍結が噂されたものの、最終的に「ヴァルキリー」が市場に導入された。
同社のイアン・ホーバンCTOは「ハイパーカーのデザイン、エンジニアリング、そしてパフォーマンス、その全てを極限まで突き詰めた究極の表現」と銘打つ。
中嶋副社長に可能性を聞くと…
一方のGRスーパースポーツ量産の進捗についてはその後、正式な発表はなく、GR GTとGR GT3の量産化の話が進んでいった。
ハイパーカーのレギュレーションが、創設当時から変更されたことも関係している可能性がある。そのため、メディアはGRスーパースポーツについて「事実上の凍結」と記載してきた。
そこで、GRスーパースポーツに関連した、ハイパーカーをベースとしたロードゴーイングカーの可能性について筆者が尋ねると、中嶋副社長は現時点で「ない」と明言した。


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