一方、減速度が最大となるLV3は、市街地の渋滞路などノロノロ運転で速度調整する際に便利だ。ブレーキペダルを踏み直す回数が減り、運転の負担を軽減する。ただし、かなり減速度が高いため、アクセルペダルをラフにオン・オフすると車体がギクシャクしてしまう。とくに2列目シートの乗客が不快になりやすく、人によっては車酔いするケースもあるだろう。使う場合は、できるだけソフトな操作を心がけることをおすすめする。
曲がりくねったワインディングでの走り
峠のワインディングでは、左右に連続するタイトコーナーを曲がる際、異形タイプのステアリングが意外に握りやすく、軽いフィーリングで扱えることで、細かい操作もしやすい。また、車体がコーナー外側に傾くロールも少なく、安心感も高い。サスペンションがコーナーでしっかり踏ん張る印象だ。
ただし、サスペンションに関しては、ミニバンとしてはやや硬めな感じもある。とくに2列目シートに座っていると、路面のギャップなどの振動が座面を通して感じられる。体調などによっては、長時間ドライブで疲れや酔いを感じる人もいるかもしれない。
なお、このモデルでは、ステアリング下にあるスイッチを押すと、ドライブモードの切り替えが可能だ。通常走行用の「ノーマル(NORMAL)」、電費を優先する「エコ(ECO)」、雪道など滑りやすい路面向きの「スノー(SNOW)」を用意し、路面や天候の状況に応じた選択を可能とする。
電動車らしいフィーリングが際立つ高速道路
高速道路では、直進安定性がよく、安心してドライブを楽しめる。また、合流車線や追い越しなどで速度を上げる際に、非常にスムーズな加速を体感できる。ガソリン車やハイブリッド車とは異なる、100%電動車らしいパワフルで爽快な走行フィーリングだ。
さらに、車内での高い静粛性もEVならではの特徴だ。通常のガソリン車やハイブリッド車で高速道路を走る際、エンジン音やタイヤのロードノイズ、風切り音などで、声を大きくしないと同乗者と会話できないケースもある。


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