一方、現行プランのドコモMAXは据え置いた。齋藤武副社長は「1年ほど前にある程度コスト上昇も織り込んで料金プランを設計している」と説明した。ドコモMAXは2025年4月の発表時点で、前身のeximoより1133円高い8448円に設定されていた。
10月1日からは、60歳以上を対象に最大3カ月、月額最大2970円を割り引く「ドコモMAX 60歳以上割」も始める。齋藤氏は旧プランの利用者について、割引前のドコモMAXに移ったほうが「お得というお客様も相当数いらっしゃる」と述べ、移行を「後押しする」割引だと説明した。
家族割などの割引条件を設けず、サポートをオンラインに絞ったahamoは、12月1日から月額3135円になる。値上げ幅は165円、率にして約6%だ。同時に基本容量を30GBから40GBに増やし、40GB超60GBまで4125円、60GB超120GBまで5115円と使った量で料金が上がる段階制に変わる。月額1980円を追加して80GBを上乗せする従来の「大盛りオプション」は、11月30日で提供を終了する。
ただし、段階制になっても使った分だけ請求が増え続けるわけではない。上限を40GBか60GBに固定する「上限設定オプション」を無料で用意しており、11月1日時点でahamoを契約し、大盛りオプションを付けていない人には、12月1日に40GBの上限が自動で設定される。40GB以上使いたい人は自分で解除する。
ahamoは21年3月のサービス開始から一度も値上げしておらず、途中で20GBから30GBへ増量している。ドコモへの新規申し込みは半数以上がahamoを選ぶ。齋藤氏は40GBで3135円という水準に「一定の競争力があるんじゃないか」と述べた。
楽天モバイルも3GB・20GB・無制限の段階制で、無制限でも3278円だ。ahamoが段階制になれば両者を並べて比べやすくなり、60GBの4125円や120GBの5115円は楽天の無制限より高い。齋藤氏は楽天の料金水準も参考にしたと認めたうえで「楽天さんだけが競争のターゲットではない」と述べた。
mini2は家族割が前提、単身者は「ahamoを」
小容量向けは、現行のドコモminiの新規受付を11月30日で終了し、12月1日から「ドコモmini2」に切り替える。割引前の月額は6GBまで3278円、12GBまで4598円で、miniの4GB2750円、10GB3850円と比べると528円と748円の値上げになる。miniにはなかった家族割(みんなドコモ割)と家族間の国内通話無料が付き、60歳以上はかけ放題オプションが半額の990円になる。


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