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「パーキングエリアじゃ売れない」→年間600万本突破 名古屋土産「うみぁーっ手羽」を生んだ"捨てていた昆布だし"と母の味

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うみぁーっ手羽 名古屋
「うみぁーっ手羽」はしょうゆ味、八丁味噌味、ピリ辛味の3種類。各778円(税込み)(写真:筆者撮影)
  • 永谷 正樹 フードライター、フォトグラファー
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「高度経済成長期に入ると、おせち料理の昆布巻きが主力商品になりました。今では鮭やニシンなどを巻き込んだ昆布巻きは珍しくないですが、実は日本で初めてつくったのが弊社なんです。昭和50年代には真空パックも取り入れて、百貨店の贈答用商品として定着しました」

そう話すのは、石昆の4代目社長、石川哲司さんだ。

廃棄していた「昆布の一番だし」で手羽先を炊いてみた

昆布巻きなど昆布を使った商品をつくる際に避けて通れないのが、昆布を水に漬ける工程である。戻した昆布は加工されるが、残った汁は廃棄されていた。

石昆4代目社長の石川哲司さん。年間数百店舗を食べ歩くなど、商品開発のための研究を惜しまない。その慎重さと探究心が、石昆の商品を支えている(写真:筆者撮影)
【写真を見る】「パーキングエリアじゃ売れない」→年間600万本突破 名古屋土産「うみぁーっ手羽」を生んだ"捨てていた昆布だし"と母の味(5枚)

しかし、それは昆布の一番だしである。活用法を模索する中で手羽先を炊いてみたところ、昆布の旨みが加わった手羽煮ができあがった。それが「うみぁーっ手羽」の原型だった。

「『うみぁーっ手羽』のレシピは、現会長である私の母が家庭でつくっていた手羽煮がベースになっています。昭和50年代は、得意先を店で接待した後に自宅に招くという習慣があって、わが家には取引先の百貨店の方がよく訪れていました。その際に、お酒のつまみとして出していたのが手羽煮でした」(石川さん)

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