興味深いのは、その途中にフレイルがあることです。
追跡中に約2万500人、全体の約26%がフレイルとなりました。死亡率に関する統計解析では、
人との接点が多ければ、外出や食事の機会が増えますし、病気になっても周りの声で気づき、早めの受診が可能になるかもしれません。そうしたことが難しいのが社会的孤立で、これは単に外に出ないという問題ではなく、身体機能にも影響するおそれがあるのです。
団地に向けられる新しい目
かつては画一的な古い住宅の象徴として捉えられがちでしたが、今、団地に新しい目が向けられています。
日本が今、健康寿命が世界でもトップレベルにいられるのは、もしかしたら棟の間に緑地があったり、集会所や商店が徒歩圏にあったりといった“団地文化”があったからなのかもしれません。
欧米でも、歩ける街づくりや、住み慣れた街で老後を迎えるエイジング・イン・プレイスが再評価されています。建物だけではなく、人が住み続けたいと思える環境こそが、長寿社会の住まいづくりの要となるのではないでしょうか。


※ログイン後、コメント入力が可能です。