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4.4万人追跡調査で判明「団地は民間賃貸より死亡リスクが20%低い」…"元気で長生きできる"と再評価の理由を医師が考察

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団地
団地の良さが「健康面」や「寿命延伸」からも見直されています(写真:しゅんか/PIXTA)
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興味深いのは、その途中にフレイルがあることです。

追跡中に約2万500人、全体の約26%がフレイルとなりました。死亡率に関する統計解析では、社会的孤立と死亡との関連の約4分の1、孤独と死亡との関連の約半分にフレイルが関係していると推計されました。つまり、孤立と死亡との関連には、体の衰えが関わっている可能性が大規模調査でも示されたのです。

人との接点が多ければ、外出や食事の機会が増えますし、病気になっても周りの声で気づき、早めの受診が可能になるかもしれません。そうしたことが難しいのが社会的孤立で、これは単に外に出ないという問題ではなく、身体機能にも影響するおそれがあるのです。

団地に向けられる新しい目

かつては画一的な古い住宅の象徴として捉えられがちでしたが、今、団地に新しい目が向けられています。

日本が今、健康寿命が世界でもトップレベルにいられるのは、もしかしたら棟の間に緑地があったり、集会所や商店が徒歩圏にあったりといった“団地文化”があったからなのかもしれません。

欧米でも、歩ける街づくりや、住み慣れた街で老後を迎えるエイジング・イン・プレイスが再評価されています。建物だけではなく、人が住み続けたいと思える環境こそが、長寿社会の住まいづくりの要となるのではないでしょうか。

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