もともとマカオで自身のブランドの展示会をしたことがきっかけで英語の勉強を始めたヒロこてんさん。
「マカオの方って流暢に英語をしゃべりますよね。広東語を勉強したい気持ちもあったけど、みんな英語も話すので勉強するようになりました。20代後半から始めて、30代に入るくらいにはしゃべれるようになったと思います」
そして40代にはアメリカ人の男性と結婚しました。
「前の旦那とは英語でしゃべっていましたけど、結構大変ではありましたね。どうしても日本語をしゃべるみたいな表現力では喧嘩できへんから、意思疎通が難しくて、言いたいことが細部まで伝わりませんでした」
ポップな「子供部屋」で服のデザインを考える
ヒロこてんさんは普段、東大阪市にある実家から会社に通っています。家賃として「お母さんのお小遣い程度」に「えらい軽く軽く払ってます」。
「家族仲が良くて子供部屋おばさんから抜け出せないですね。居心地良すぎてやばいです。もうお父さん死んでるのと、お兄ちゃんお姉ちゃんはずっと前に独立してるので、お母さんしかいないですけど、ふたりで一緒に旅行するくらい仲良いです」
友人からもらったり自分でも集めたりしているレトロでポップな家具に囲まれた自室は和室。土壁はデコレーションするのが難しいのが少し悩みどころです。
「子供の頃の実家には家族全員がありとあらゆるジャンルの漫画を置くだけの部屋があったので、漫画やアニメにはすごい慣れ親しんで育ちました。おばあちゃんが洋裁の先生をしていたので、お母さんも服を作ってくれるし、私自身もお洋服を作っていました」
文化的な家庭で育ったヒロこてんさんは、やがてオリジナルキャラクターを考えて描いたり、短大の家政科に進んで被服やデザインの勉強をする学生へと成長しました。卒業後に「私はあんまり手先が器用ではない」と気がついて、スタイリングの仕事を始めたものの、現在でも自身で縫い上げた衣装を地下アイドルやミュージシャンたちに提供していて、その仕事も「めっちゃ楽しい」と話します。
短大卒業後に改めてデザインの専門学校に進学しましたが、在学中にアルバイトで始めたレディース向けの下着と靴下ブランドの広告デザインが「学校の課題より全然やりがいある」と感じて退学。アルバイトから就職して社員になりました。
「座ってデザインして、課題と違ってお金までもらえて、ほかのバイトより自分にとっては全然楽にできてびっくりしました。最高だと思いました」


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