有料会員登録
政治・経済・投資

最新!「四季報プロ500」低PERランキングで浮かぶ穴場銘柄3選 小型&好業績の半導体やディフェンシブに動意

5分で読める
2/3 PAGES

本書は全上場企業の中から「業績」「テーマ」「需給」を踏まえて厳選した500銘柄を掲載している。本稿では、その500銘柄を最新の業績予想に基づき分析した「低PER(株価収益率)ランキング」を取り上げる(ページ下部参照)。

株価の割安度を測る指標であるPERは、数値が低いほど割安とされる。過去の推移や同業他社との比較はもちろん重要だが、今回は厳選500銘柄のランキングから浮かび上がった、割安で放置されたままの「穴場銘柄」をピックアップする。

1位は時価総額130億円の小型株

堂々の1位は、2014年に東証グロース市場へ上場したアンビションDXホールディングス(3300)だ。東京23区を中心に、家賃保証付きで借り上げた物件を一般消費者に賃貸するサブリースが主力事業である。自社開発の投資用マンションや分譲型リノベーションマンションの販売も推進する。時価総額約130億円と小型で、成長余力のある銘柄といえる。

今2027年6月期は大幅増益を計画している。自社開発・リノベマンション販売で大型案件が寄与する見込みだ。主力サブリースも管理戸数の増加に加え、高水準の入居率を維持しており、ストック収入の増加に伴い利益率も改善する。会社側は今通期の営業利益について前期比23.6%増の51億円を見込む。株主還元にも積極的で、今期は112円配当と7期連続の増配を予定する。

株価は2024年8月に、業績好調と上場10周年記念配当を発表したことで出来高を伴う大陽線を示現した。そこから価格水準を変え、2000円台での往来相場を継続してきた。足元では13週・26週・52週の各移動平均線が下向きの下降トレンドにあり、節目の2000円も割り込んだ。割安な指標面や6%台の高利回りを支えに切り返せるか、正念場を迎えている。

第2位は、東証スタンダードに上場するシンデン・ハイテックス(3131)だ。半導体や液晶を扱う独立系専門商社で、韓国SKハイニックス製のメモリーが主力である。時価総額120億円強と小型ながら、活発化するAI投資の波に乗る注目銘柄だ。

今2027年3月期は、製品価格の上昇や円安効果によって半導体部門が想定を超える急伸を見せている。システム製品部門でもAIサーバーの需要が好調に推移する。営業利益は期初計画を早くも上回り、前期比でおよそ4倍の40億円となる見通しだ。特別配当を含めた年間配当も235円(前期は130円)と大幅増配を計画する。

株価は大幅増配を好感して大陽線を示現し、8月には過去最高値の7200円に達した。PERが割安で配当利回りも3%台と高く、13週移動平均線との乖離修正を経た後、再び上値を追う展開が期待される。

東証スタンダードの小型株にも妙味

第7位には、同じく東証スタンダードのコロンビア・ワークス(146A)がランクインした。入居者向けの無料朝食やカーシェア、ピラティスの提供といったユニークな企画力を強みとする総合不動産デベロッパーだ。賃貸管理やホテル運営も手がける。こちらも時価総額約270億円と小粒ながら、注目度の高い成長株である。

今2026年12月期は大型案件を含む24件の不動産売却を計画する。立地の良さから売却価格の上振れ傾向が続いている。会社側は通期営業利益を前期比26.1%増の76億円と見込むが、『会社四季報』はこれを上回る79億円を予想する。金利上昇への懸念もあるが、会社側は今期計2回の政策金利引き上げを織り込んで計画を策定している。

株価は2025年4月安値を起点に上昇トレンドを維持してきた。今年2月に大陽線を示現して最高値4710円をつけた後は調整に入り、6月安値2550円で下げ止まった。現在は高値から安値の半値戻しの水準でモミ合っている。業績好調や低PER、2%台の配当利回りを支えに、今年2月の高値奪還を目指す局面だ。

今回取り上げた3社は、低PERランキングの上位に恥じず、好業績かつ高配当利回りを兼ね備えている。『会社四季報プロ500』にはこうした「お宝銘柄」が数多く埋もれている。じっくりと読み込み、次なるテンバガー(10倍株)を探し出してほしい。

3/3 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

政治・経済・投資

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数