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「そんなに気にしなくていいよ」と励ます上司の残酷…感情の押し付けを捨ててたどり着く"共感モード"の聞き方の極意

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共感
バイアスや色眼鏡をなくして話を聞く、「共感」とは一体何なのでしょう?(写真:sasaki106/PIXTA)
  • 山口 拓朗 伝える力【話す・書く】研究所所長/山口拓朗ライティングサロン主宰 

INDEX

「気にしなくていいよ」という善意の言葉が、時に相手の心を孤独にします。評価もアドバイスも手放し、ただ相手の感情をそのまま包み込む「共感モード」の技術を、山口拓朗氏の新著『聞く力は最高の知性である』から抜粋・編集してお届けします。

共感モードとは、相手の感情に寄り添いながら心の距離を縮め、安心感を生み出していく聞き方です。悩み相談から職場や家族・パートナーとの会話まで、あらゆる場面で効果を発揮します。

「寄り添ってもらえている」と感じた瞬間、人は喜びや癒やし、そして「ここにいていい」という承認されている感覚を得ます。

大切なのは、相手の気持ちを評価することでも、自分の意見で上書きすることでもありません。相手の言葉の奥にある本心や感情をすくい取ることで、相手の中に安心感が生まれ、少しずつ心を開いていきます。

共感の前にあなたが捨てるべきもの

自分では共感しているつもりなのに、なぜか相手との距離が縮まらない。そういう人たちには、ある共通点があります。それは、思い込み・偏見・先入観─―いわゆる「バイアス」が強い、ということです。

バイアスとは、物事を自分の解釈のフィルターを通して見てしまう思考のクセです。

このフィルターが強いほど、相手の言葉をそのまま受け取ることが難しくなります。聞いているつもりでも、実際には「自分の解釈」で聞いてしまっているからです。

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