中東情勢の混乱が長期化し、中央銀行の利上げ観測が内外で伝わるなど、株式市場を取り巻く環境が大きく動いている。外部環境の不透明さが増す中で、ますます注目度が高まるのが配当利回りだ。
そこで今回は9月16日(水)に発売となった『会社四季報』2026年4集(秋号)の巻頭に掲載しているランキング企画から、「配当利回りランキング」を紹介する。
このランキングは、四季報秋号の今期予想ROE5%以上、今期予想純益10億円以上の会社が対象。さらに、四季報秋号に掲載したランキングから、今来期の最終増益率を3%以上に引き上げるなど条件を変更。過去3期と今期、来期予想に「減配」「無配」があるものを除き、年間の配当利回りの高い順にランキングした。
トップは配当利回り6%超の証券会社
1位はアイザワ証券グループ(8708)。運用のゴールから逆算して資産等を管理する「ゴールベースアプローチ」 に特徴を持つアイザワ証券を傘下に擁す持株会社だ。今27年3月期の予想配当利回りは6.49%で、ランキングで唯一の6%超えとなった。来期まで毎期70円の特別配当を実施する方針を掲げており、投資ファンドの運用損などで冴えない決算となった前期も増配は堅持。投信やファンドラップの運用報酬が伸び、業績が回復傾向の今期も増配が見込まれる。ただ、特別配当による上乗せが大きく、引き続き1株益を上回る配当となる計画となっている点には注意も必要だ。
予想配当利回り5.85%で2位となったのは、小径パイプなどの鋼管メーカーである新家工業(7305)。27年3月期は住宅向けの軟調はあるものの、データセンターやEC倉庫向けの需要が堅調で、価格転嫁も進み大幅増益の見通し。会社は減配計画だが、中期経営計画で今期まで総還元性向100%を掲げていることもあり、四季報では配当も増配含みの予想。なお、配当利回りは予想の下限である160円で算出している。



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