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堀江貴文「現金払いは安心?」キャッシュレスを避ける人が気づかず失っている3つのもの、「働かない老後」の損も指摘

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「現金が一番安心……」そう思っている人は損をしているかもしれません(写真:タカス / PIXTA)

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「お金はフェアだ。知っているか。知らないか。その差がそのまま人生の差になる。おもしろいくらいに。残酷なくらいに」——。そう語るのは“ホリエモン”の愛称で知られる実業家の堀江貴文氏。ホリエモン流の自己防衛マネー術について、新著『やってはいけない 絶対損する金の使い方』より一部を抜粋してご紹介します。
【あわせて読む】堀江貴文が説く「値札を見て買うな」—安物を選ぶより"毎日使うもの"にお金をかけるべき理由〜ホリエモン流お金の使い方

「現金払い」は損のかたまり

いまだに現金払いにこだわる人がいる。

「クレジットカードは使いすぎが怖い」「キャッシュレスだとお金を使った実感がない」「現金のほうが安心する」

でもその現金主義は堅実でもなんでもない。それどころか現金払いは損をするばかりだ。ポイント、時間、セキュリティ。この3つを失っているのである。

まず、ポイントだ。

クレジットカードやQRコード決済なら、だいたい0.5〜1%のポイントがつく。月に20万円の支払いがあったとすれば、1%還元で月2000円、年2万4000円だ。大金ではない。でも何もしなくても戻ってくるお金である。つねに1%割引きを受けているようなものだ。

かたや現金払いは?びた一文、戻ってこない。ゼロ割引きだ。

次に、時間である。

コンビニのレジで小銭をちまちま数えている人。財布の小銭を減らしたいのだろう。でもそのあいだに列ができる。店員を待たせ、ほかの客を待たせる。みんな巻き添えである。

JCBの実証実験によると、レジ会計における現金払いの所要時間は、キャッシュレス決済に比べて16秒遅いそうだ。たかが16秒と思うかもしれない。でも買い物のたびに16秒のロスが生まれるのだ。それは多大な時間損失にほかならない。現金払いは自分の時間を浪費し、他人の時間までごっそり奪っていくのである。

また、当たり前だが、現金を使うためには現金を用意しなければならない。銀行やコンビニのATMに行くわけだ。しかも昼休みや給料日に詰め寄せるものだから長蛇の列になる。現金主義者が織りなす異様な光景である。自分のお金を引き出すために時間を失い、場合によっては手数料まで取られる。一体全体、何をやっているのだろうか。

もちろん、なかには現金しか使えないお店もある。特に飲食店はいまだに現金オンリーのお店がかなり残っている。であれば、数か月に1回、現金をまとめて引き出しておけばいい。財布に数千円を常備しておき、残りは自宅の机に仕舞っておく。使う機会は限られるのだから、多額の現金を用意する必要はない。

そして現金はセキュリティ面においても脆弱だ。

「キャッシュレスは不正利用が怖い」と言う人がいるが、そんなことはない。不審な取引があれば、決済事業者(クレジットカード会社など)がアラートで知らせてくれる。場合によっては電話で確認がくる。そして不正利用があったらカード会社が補償してくれる。

かたや現金だとそうはいかない。紛失や盗難にあっても追跡するのは困難だ。財布に何万円も入れて持ち歩くこと自体がリスクである。

現金は安全なのではない。むしろ取り返しのつかない事態を招くのだ。そんな話をすると決まって「現金のほうが使いすぎなくて安心だ」と反論する人がいる。理解に苦しむ。

使いすぎが怖いのなら、デビットカードやプリペイド式の電子マネーを使えばいい。それでも不安?であれば、家計簿アプリでがっちり管理すればいい。支出を見える化する方法はいくらでもある。

そもそも使いすぎは支払い手段の問題ではないだろう。金銭感覚の問題だ。余計なものは買わない。衝動買いしない。それさえ守ればいいのである。使いすぎをキャッシュレスのせいにするのは、しょうもない責任転嫁だ。大の大人が情けない。

堀江貴文(ほりえ・たかふみ)/1972年、福岡県生まれ。実業家。ロケットエンジンの開発や、スマホアプリのプロデュース、また予防医療普及協会理事として予防医療を啓蒙するなど、幅広い分野で活動中(写真:徳間書店)
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