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堀江貴文「現金払いは安心?」キャッシュレスを避ける人が気づかず失っている3つのもの、「働かない老後」の損も指摘

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「現金が一番安心……」そう思っている人は損をしているかもしれません(写真:タカス / PIXTA)
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現金は安心・安全―。そんなものは錯覚である。現金払いは、ポイントを失い、時間を失う。ATM手数料や代引き手数料といったムダな出費もかかる。さらに紛失や盗難のリスクも負うのだ。

現金主義はみずからすすんで損を買っているに等しい。悪いことは言わない。やめておけ。

「宝くじ」は最悪のギャンブル

年末になると、宝くじ売り場に長い列ができる。当たると評判の売り場には、寒空の下、何時間も並ぶ人までいる。一攫千金を夢見るわけだ。ご苦労なことだ。残念ながら、宝くじほど割に合わない「夢」はない。

宝くじの還元率はおよそ45 %。購入者が支払ったお金のうち、当せん金として払い戻される割合は半分にも満たないのだ。残りは胴元である地方自治体がごっそり持っていく。法律でも、宝くじの当せん金の総額は販売総額の50%以内と定められている。つまり買った時点で半分以上が抜かれるのである。

かたや、競馬、競輪、競艇といった公営ギャンブルの還元率は約75%。一目瞭然だろう。宝くじは、おそろしく分の悪いギャンブルなのだ。別名、「愚者の税金」である。

もちろん、購入額を上回る当せん金を得る人もいる。でもその幸運に再現性はない。繰り返し買ううちに、当せん金の合計は購入額の45%に縮小する。最終収支はマイナス50%以上。それが宝くじ購入者のたどる道である。明確な確率論に裏打ちされた道なのだ。宝くじは、損をするくじだ。貧乏くじである。

そんな宝くじのために、さらに時間と交通費まで費やす人たちがいる。評判のいい売り場で買いたい人たちだ。

その代表格が、東京・銀座の西銀座チャンスセンターだ。「日本一当たる売り場」として知られ、これまで多くの億万長者を生んだらしい。あまりの人気で、年末には4時間も並ぶことがあるという。

繰り返すが、宝くじは単純な確率論だ。近所の売り場だろうが、公式サイトだろうが、西銀座チャンスセンターだろうが、どこで買おうが当せん確率は変わらない。

では、なぜ西銀座チャンスセンターで高額当せんが相次ぐのか。たくさん売っているからだ。年末ジャンボ宝くじだけで1000万枚以上さばくらしい。1万枚さばいた売り場と、1000万枚さばいた売り場。後者からより多くの当せんが出るのはとうぜんだ。西銀座チャンスセンターに特別な幸運が宿っているわけではない。

宝くじの還元率や当せん確率は極秘情報でもなんでもない。公式サイトを見れば誰でも確認できる情報である。でも、みんなその現実を直視しようとしない。

現実ではなく風評を信じる。確率ではなく行列を信じる。わざわざ遠出して列に並び、お金と時間を溶かしまくるのである。宝くじが愚者の税金ならば、あの行列は愚者の行列といったところだろう。

あくまで娯楽として宝くじを買うのなら好きにすればいい。わたしは宝くじに興味はないが、競馬は大好きだ。競馬の還元率は約75%。宝くじほど酷くはないが、そもそもギャンブルとは胴元が確実に儲かり、参加者が損をするようにできている。

わたしはその損を承知のうえで、出走馬の血統を調べ、馬場状態をチェックし、レース展開を予想して楽しんでいる。馬券代はその娯楽費にほかならない。

宝くじも「3000円で当せん発表まで夢を見る」とドライに割り切れるのなら、一種の娯楽にはなるだろう。何もせず宝くじで大金持ちになる──。くだらない欲である。一攫千金で人生が変わる?変わるはずがない。年末ジャンボ宝くじの1等の当せん確率は2000万分の1だ。当たるのは天文学的な奇跡である。

買えば買うほど損をする。それが宝くじだ。勝算なきギャンブルだ。愚者の税金である。

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