「前は、やることが残っていたら残業しちゃったり、ちょっとダラダラしてしまったりするところもあったんです。でも今は帰らなきゃいけない。オン・オフが前より区切られるようになりました」
ただし、17時で仕事を終えても、その日が終わるわけではない。むしろ、そこからもうひとつの時間が始まる。
「ママ走って!」「ええ!? 走るの?」
朝、娘の支度をするのは理恵さん、保育園へ送るのは憲吾さんだ。
憲吾さんは7時半前に起き、8時頃に自宅を出て、保育園に娘を預けてから出社する。保育園までは徒歩8分ほどだが、最近は娘が歩きたがらず、憲吾さんが抱っこしたまま向かうことも多いという。
「重いんですよ」と憲吾さんが言うと、「しかも靴を履かせないから、オール抱っこで。私は腕が無理で途中で下ろしちゃうのですごいなあと思っています」と理恵さん。
夕方は理恵さんの担当だ。通勤時間をかなり重視して住む場所を探したというだけあって、17時に仕事を終え、18時前には保育園へ到着する。
娘をお迎えしても、すんなり帰宅できるわけではない。最近は、保育園の帰りに公園へ寄るのがお決まりだ。
「この暑い中、公園で『ママ走って!』って言われるんです。『ええ!? 走るの?』みたいな感じで(笑)」
30分ほど遊び、スーパーへ寄って帰宅する。そこから夕食を用意している。


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