憲吾さんの帰りはいつも終電で、帰宅は23時45分くらいになる。
「帰るのが遅いんで、平日はお任せになっちゃいますね」と憲吾さん。「平日の家事は基本は私」と理恵さん。憲吾さんには仕事に力を注いでもらう、というのが現在の分担だという。
「大丈夫かな、令和の話なのに(笑)」と理恵さんは笑う。
理恵さんから、「私ばかり大変だ」という不満がほとんど出てこないのが不思議だ。
省けるものはとことん省きながら、大切にしている時間
もちろん、何でも気合で乗り切っているわけではない。
洗濯はドラム式洗濯乾燥機、食器は食洗機、床掃除はルンバ。バッチリ”令和の三種の神器”を導入している。
「省略できるところは省略して、なるべく家では子どもと遊べるようにしています」と理恵さんは言う。料理も基本は10~15分。「肉野菜炒めとスープ」など、いくつかのレパートリーを決めてローテーションする。
家事も移動も、かけなくていい時間は減らしている。一方、そうした合理性だけでは説明しにくい習慣もある。
娘の夕食を作るときに理恵さん自身も軽く食べるものの、その後も起きていて、憲吾さんが帰る時間に合わせてもう一度食事を作るというのだ。日付が変わるころになって、ようやく夫婦で夕食をとる。
「昔から続けているからその流れで続いています。疲れて帰ってきて、ご飯があったほうが私もうれしいので。『無理して作らなくてもいいよ』とは言ってくれるんですけどね」


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