戻ったのは産休前と同じインサイドセールス部で、役職も部長のまま。1年以上仕事を離れてから、再び管理職として戻る。緊張はなかったのだろうか。
「産休育休に入るときは、ちょっと休みたいと思ってたんです。それまでずいぶん仕事をしていたので、このタイミングで1回休めるのはいいかもって。でも1年くらい家にいると、そろそろ人としゃべりたいな、大人と関わりたいなと思うようになったんです。ちょうど『そろそろ仕事したいな』というタイミングで戻れた形です」(理恵さん)
育休中も、仲のいい社員と会ったり、憲吾さんも同じ会社で働いているため、あいさつで会社へ顔を出したりと会社とのコミュニケーションは続いていた。
復帰直後の呼び出しに、周囲は「早く行ってあげて」
復帰直後には、保育園から突然呼び出されることも多かった。特に最初の2~3カ月は、1歳だった娘が熱を出し、仕事を途中で切り上げることが何度もあったという。
申し訳ない気持ちで帰ろうとすると、周囲は「全然大丈夫、早く行ってあげて」と送り出してくれた。
現在は9時から17時の時短勤務。残業ができた以前より働ける時間は短くなったが、理恵さんはむしろ「仕事にメリハリがついた」と話す。時間が短くなったことを、キャリアの後退とは捉えていないようだ。


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