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日本人が英語を話せないのはなぜ?→「英単語の覚えすぎ」 ベテラン通訳に聞いたら返ってきた意外すぎる答えの真意

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(漫画:©︎三田紀房/コルク)
(漫画:©︎三田紀房/コルク)
  • 西岡 壱誠 一般財団法人ドラゴン桜財団代表理事・ドラゴン桜2編集担当
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しかも、ぴったりの単語が思い出せないと、それだけで話せなくなってしまいます。本来、英語を話すときに必要なのは、難しい単語を一発で当てる力ではありません。知っている簡単な単語を組み合わせて、言いたいことを大雑把に伝える力です。

たとえば、ある単語が出てこなくても、別の言い方で説明すればいい。文法が完璧でなくても、まず相手に伝わる形にしてみる。英語を話せる人は、すべての表現を暗記しているのではなく、持っている言葉を柔軟に動かしているのです。

ところが、英単語を「1つの日本語訳に対する1つの正解」として覚えていると、この柔軟な運用が難しくなります。

つまり、単語をたくさん覚えているのに話せないのではありません。覚えた単語を、固定して動かせなくしてしまっているのです。

「1対1対応」は入り口

もちろん、「apple=りんご」「run=走る」と覚えることが悪いわけではありません。英語学習の初期段階では、日本語訳は非常に便利です。知らない単語のイメージをつかむ入り口として、日本語を使うことは避けられません。

問題は、それをゴールにしてしまうことです。

単語帳に載っている日本語訳は、その英単語が使われる範囲の一部を、わかりやすく切り取ったものにすぎません。「この英単語の正体は、この日本語だ」と断定するためのものではないのです。

日本語訳は、いわば仮の目印です。

最初は「form=形」と覚えて構いません。ただ、その後で「form a line」「application form」「bad form」といった表現に出会いながら、「この単語には、こういう広がりがあるのか」とイメージを修正していく必要があります。

すべての意味が1つのイメージだけで説明できるわけではありません。慣用的な表現として、かたまりのまま覚えたほうがよいものもあります。

それでも、意味ごとに別々の日本語訳を詰め込むより、「中心となるイメージ」と「実際の使われ方」をセットで増やしていくほうが、単語ははるかに使いやすくなります。

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