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ビジネス #ベテラン車両の肖像(鉄道最前線)

京急最古参、1500形「真っ赤な電車」が変えた常識 初採用の仕様あれば最後になった「伝統」も

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京急 1500形
京浜急行電鉄で最古参のベテラン車両「1500形」。京急で初採用の仕様と、最後になった「伝統」とは?(記者撮影)
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1500形のデビューは1985年。都営地下鉄浅草線・京成線乗り入れ用に1959年に登場した「旧1000形」の置き換えのために開発した。

前面の乗務員室窓周りの黒塗りは当時の流行だったという。四角い前照灯・尾灯は、1982年にデビューした快速特急(快特)用車両の「2000形」同様に窓の下に配置。それまでの京急車両は前照灯が窓の上に1灯が標準だった。その下のヒゲのように見える櫛状に重ねた板は「アンチクライマー」だ。

2026年2月に営業運転を開始した「1000形」1702編成(右)と並ぶ(記者撮影)

旧来の京急車両とは一線を画す

1500形は増備の過程で車体や制御方式が変わっていった。1985年の登場当初は鋼製車で制御方式は「界磁チョッパ制御」だった。鋼製車は4両編成のみ20両の少数派。後のリニューアルでなくなったが、当初は戸袋にも窓があった。

1988年以降はアルミ合金製の車体となり、戸袋窓を廃止。編成も6両編成・8両編成が加わった。1990年以降の車両は制御方式が「VVVFインバータ制御」となった。アルミ車体、VVVF制御は1500形が京急で初めての採用となった。

“京急初”はほかにもある。運転台のT字型のワンハンドルマスコンもその1つだ。京急は長らく片開きのドアを採用しており、側面の両開き3ドアも初だった。これらは現在の最新車両にも引き継がれている。

1500形は1993年までに4両編成・6両編成・8両編成の計166両を導入。普通列車から都営地下鉄浅草線直通列車、そして12両編成の快特まで幅広く活躍してきた。

オールロングシートの1500形の車内(記者撮影)
1500形の運転台。京急で初めてT字型のワンハンドルマスコンを採用した(記者撮影)
【写真を見る】京急最古参、1500形「真っ赤な電車」が変えた常識 初採用の仕様あれば最後になった「伝統」も(80枚)
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