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ライフ #“聖地”巡礼 あの名作の舞台地を訪ねて

映画『白鳥とコウモリ』を見て抱いた疑問…「江東区深川」や「愛知県常滑市」なぜ舞台に? 東野圭吾作品にある"共通点"

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映画『白鳥とコウモリ』で主人公の2人が出会う舞台となった「隅田川テラス」
  • 古関 和典 ロケ地研究家、コンテンツツーリズム研究家
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門前仲町駅から西へ徒歩で10分ほど進むと、隅田川に出ます。永代橋近くにあり、原作にも登場する「隅田川テラス」は、容疑者の息子・倉木和真(松村さん)と、被害者の娘・白石美令(今田さん)の2人が偶然出会うロケ地としても印象的に登場します。

「大島川水門テラス連絡橋」が22年に完成し、永代橋から越中島公園を通って相生橋まで川沿いの遊歩道がつながったことから、現在は多くの人が散歩やジョギングで利用しています。

しかし原作の取材時には工事中だったようで、版元の幻冬舎のサイトによると、「東野さんが執筆前に訪れたときには、実際に工事が行われていた。東野さんは1時間ほど佇み、ほとんど人が通らなかったことをご自身の目で確かめている」とのことで、その結果、事件の「現場」として採用されたといいます。

隅田川と高層ビルとのコントラストが美しい景色を望める「隅田川テラス」。映画『白鳥とコウモリ』ではこの階段で主演の2人が出会いました(写真:筆者撮影)
2022年に完成した「隅田川テラス連絡橋」から望む「大島川水門」(写真:筆者撮影)

その相生橋近くに進むと、越中島公園に面して、日本唯一の海洋系大学である「東京海洋大学 越中島キャンパス」があります。

キャンパス内には、1932年に建てられた重厚な造りの「1号館」があり、こちらは映画やドラマ(フジテレビ系)の『ガリレオ』シリーズで、福山雅治さん演じる「湯川」が所属する「帝都大学理工学部物理学科」の外観として撮影されました。

また、明治期に活躍し、日本最古の鉄船である重要文化財「明治丸」も屋外展示されています。

「東京海洋大学 越中島キャンパス」の国登録有形文化財である1号館が撮影に使われたといいます(写真:筆者撮影)
写真の「明治丸」も重要文化財です(写真:筆者撮影)

東野作品に多く描かれた「日本橋」

そして、門前仲町から地下鉄東西線で2駅、中央区の日本橋エリアも東野作品の重要な舞台地です。以前、本連載でも紹介しましたが、映画『麒麟の翼〜劇場版・新参者〜』(12年)や『容疑者Xの献身』(08年)も、この付近で撮影されました。

東野作品といえば、日本橋を舞台とした『麒麟の翼』。日本橋に設置された麒麟の像が聖地となっています(写真:筆者撮影)
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