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ライフ #“聖地”巡礼 あの名作の舞台地を訪ねて

映画『白鳥とコウモリ』を見て抱いた疑問…「江東区深川」や「愛知県常滑市」なぜ舞台に? 東野圭吾作品にある"共通点"

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映画『白鳥とコウモリ』で主人公の2人が出会う舞台となった「隅田川テラス」
  • 古関 和典 ロケ地研究家、コンテンツツーリズム研究家
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映画を見て、気になったのがその舞台地。本作では「江東区深川」や「愛知県常滑市」が登場しますが、なぜ同地が選ばれたのか。東野作品といえば、これまで数々の“聖地”が誕生しており、それらの場所にはある共通点があるのです。

今回は追悼の意を込めて、最新作『白鳥とコウモリ』の舞台を中心に、東野作品を彩る“聖地”を巡ります。

東野氏本人も食事に訪れていた「下町のエリア」が舞台

さて、本作のメインの舞台として描かれたのは、東京都江東区・深川の街です。富岡八幡宮別当寺であった「永代寺」の門前町として栄え、かつては東野氏本人も食事に訪れたという、飲食店の多い賑やかなエリア。商店街にある「門前茶屋」でいただける「深川めし」は、原作にも登場し、江戸から東京にかけて長く愛される東京の郷土料理です。

原作に出てくるお店のモデルとなったと言われる「門前茶屋」。「深川めし」とは、かつて漁師が賄いとして食べていたもののこと。同店ではご飯とあさりを別々に炊いて蒸籠に盛り、高温高圧蒸し器で蒸し上げる「深川あさり蒸籠飯」を提供している(写真:筆者撮影)

富岡八幡宮は、27年に鎮座400周年を迎える由緒ある神社で、本作でもたびたび登場し、ストーリーのカギともなっています。

現在の大相撲のルーツともされる「江戸勧進相撲」発祥の地として知られ、かの伊能忠敬が近くに住んでいて、測量に出掛ける前に安全祈願に訪れていたゆかりの地でもあります。本作では、地下鉄大江戸線の門前仲町駅や、商店街で撮影が行われました。

現在、2027年の「御鎮座400年」に向けて、老朽化した御本殿を大規模改修工事中の「富岡八幡宮」。仮神殿で参拝することができます(写真:筆者撮影)
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