映画を見て、気になったのがその舞台地。本作では「江東区深川」や「愛知県常滑市」が登場しますが、なぜ同地が選ばれたのか。東野作品といえば、これまで数々の“聖地”が誕生しており、それらの場所にはある共通点があるのです。
今回は追悼の意を込めて、最新作『白鳥とコウモリ』の舞台を中心に、東野作品を彩る“聖地”を巡ります。
東野氏本人も食事に訪れていた「下町のエリア」が舞台
さて、本作のメインの舞台として描かれたのは、東京都江東区・深川の街です。富岡八幡宮別当寺であった「永代寺」の門前町として栄え、かつては東野氏本人も食事に訪れたという、飲食店の多い賑やかなエリア。商店街にある「門前茶屋」でいただける「深川めし」は、原作にも登場し、江戸から東京にかけて長く愛される東京の郷土料理です。
富岡八幡宮は、27年に鎮座400周年を迎える由緒ある神社で、本作でもたびたび登場し、ストーリーのカギともなっています。
現在の大相撲のルーツともされる「江戸勧進相撲」発祥の地として知られ、かの伊能忠敬が近くに住んでいて、測量に出掛ける前に安全祈願に訪れていたゆかりの地でもあります。本作では、地下鉄大江戸線の門前仲町駅や、商店街で撮影が行われました。


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