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ホンダを愛し続けるAIペルソナ「48歳 年収1000万 既婚男性」の選択——なぜトヨタではなくホンダを選び続けるのか?

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トヨタではなくホンダを選び続ける48歳男性のカスタマージャーニーを追った
トヨタではなくホンダを選び続ける48歳男性のカスタマージャーニーを追った(写真:本田技研工業)
  • 三浦 太郎 インテージ 自動車アナリスト
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同セグメントの意思決定プロセスを分析すると、「すべて自分1人で決めた」の割合は低く、「配偶者の意見を尊重し、二人で合意して決める」という対等な決定スタイルが主流だ。

世帯年収1000万円を超える経済的余裕があっても、購入時には夫一人の趣味性(走行性能など)を妻に押し付けるようなことはしない。妻も心地よく過ごせる「内装の質感(26%)」や「乗り降りのしやすさ(15%)」、ペットを安心して乗せられる「静粛性や安全機能(16%)」について、夫婦で話し合いを重ねているのだろう。

EVのホットハッチ「スーパーワン」はいま話題の1台(写真:本田技研工業)

そのため販売店としては、店舗での商談において、夫だけにターゲットを絞ってスペックを語るのではなく、夫婦ふたりのライフスタイル(愛犬との旅行など)に寄り添ったCX(顧客体験)を提供することが重要になるだろう。購入過程で夫婦ともに納得感を得られるかどうかが、顧客とブランドが長い付き合いになるかを左右している。

以前の記事で紹介した、ホンダから離脱してしまう顧客の分析では、価格に対する納得感の低さや接客のミスマッチ、あるいはライフスタイルとの乖離が要因として見られた。一方で、今回分析したロイヤル顧客のケースでは、成功パターンが示されている。

・「個性」「若々しさ」「遊び心」といったホンダ独自のブランド価値への強い共感
・「走る楽しさ」と「旅行などの実用性」の無理のない両立
・夫婦ふたりで吟味し、お互いの価値観を調和させる対等な意思決定プロセス

これらがしっかり噛み合っているからこそ、彼のホンダに対する好意度はブレることなく、「最も好きなブランド」であり続けている。

数字の裏にある文脈を読み解く

今回は、10年以上に及ぶ長期トレンドを有するCar-kitから定量データを確認し、そこから「神奈川県在住・48歳・ペット旅が趣味の男性」という具体的な人物をペルソナ化し、インタビュー形式のアプローチで読み解いた。このことで数字の裏にある消費者の納得感や暮らしの文脈が、より鮮明になったといえる。

長年、愛されるファンを増やすためのCXを設計する上では、こうした「定量データ×定性データ」で複合的に顧客の実情を確認していくことは有効だろう。

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