神楽坂仲通りと本多横丁を結ぶ芸者新道は、かつて座敷に向かう芸者が使っていた近道として知られる。現在はこじんまりとした料理屋や住宅が並ぶ、雰囲気のよい石畳の小道になる。
本多横丁からは、古き良き時代の面影を残す見返り横丁、先が見通せない入り組んだ石畳の路地のかくれんぼ横丁がつながる。どちらも神楽坂らしい風情のある路地であり、昔ながらの景観が保たれている。
そこから路地を西へ歩くと、かつて牛込城の武器庫があったとされる兵庫横丁に入る。その狭い石畳の小路は、一帯の横丁のなかでも、とくに江戸時代感があふれる。小京都といった趣があり、閑静な空気に包まれる短い通りを歩くだけで江戸情緒を堪能できる観光名所として人気がある。
兵庫横丁から細道を抜けて神楽坂通りに出ると、毘沙門天善国寺が目の前に建つ。1792年からこの地に鎮座する歴史的建造物であり、本堂の左右の毘沙門天の使者とされる虎の石像は、神楽坂通りのフォトスポットになっている。
このあたりの都道433号から飯田橋よりの神楽坂通り一帯が、趣ある神楽坂の路地や横丁が集まるエリアになる。それほど広くないなかに、この地特有の街並みがぎゅっと凝縮されている。
神楽坂上にも歴史ある坂道が随所にある
神楽坂上交差点から神楽坂駅側にも名所がいくつもある。
神楽坂上交差点から北に少し歩いた白銀公園につながる瓢箪坂(ひょうたんざか)は、住宅地にある40メートルほどの短い急坂だが、坂の途中がくびれる独特な形で知られる。


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