*2026年9月14日6:00まで無料の会員登録で全文をお読みいただけます。それ以降は有料会員限定となります。
コンゴ民主共和国で、エボラ出血熱の感染が急拡大している。エピデミック(地域的な流行)だ。9月5日時点で確認感染者は6604人、死者は3175人に達した。世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は8月、この流行は史上2番目の規模で、過去のエボラ流行の中でも最も速いペースで拡大していると指摘した。
こうした脅威に対し、米バイオテクノロジー企業のモデルナや英オックスフォード大学などによる複数のワクチン候補の開発を支援している国際組織がある。感染症流行対策イノベーション連合(CEPI)だ。
感染症ワクチンの研究開発には、絶えず「市場の失敗」が伴う。パンデミック(世界的流行)に備える研究は社会全体に利益をもたらすが、企業が十分な収益を得られるとは限らない。だからこそ各国政府や民間公益団体が資金を出し合い、開発のリスクを分担する必要がある。
この記事は有料会員限定です
残り 2967文字

