有料会員登録 東洋経済オンラインとは
キャリア・教育

60歳超で給料アップも…!「静かな退職」が広がる裏で、ベテランの"昔取った杵柄"を戦力に変えた富士通の鮮やかな一手

8分で読める
ベテラン 若手社員
ベテラン社員のモチベーションは下がりがちです(写真:life-shooting/PIXTA)
2/6 PAGES

確かに管理職層が役職定年になると、給与が大幅に下がり、仕事に対するモチベーションが下がるという話をよく聞く。

年収500万円ダウン、PCのスペックもガタ落ち

例えば大手建材メーカーの元部長は55歳で役職定年を迎えたが、給与の下がり方に驚いたと語る。

「最初は役職手当がなくなるだけで給与等級はそのままだった。しかし翌年には仕事は普通にやっていても、人事評価で1ランク等級が下げられ、さらに翌年に1ランク下げられ、最終的に一般職の係長の等級になった。部長時代に70万円だった給与が40万円まで落ち込み、年収も部長時代の約1200万円から約700万円になった」と語る。

給与が下がるだけではない。今までの環境とガラリと変わることのショックもある。

「会議に参加することが極端に減り、メールの数も少なくなる。会社から貸与されるPCも部長時代は高性能の薄型のノートPCが支給されていたが、役職を降りたら、スペックの悪い厚めの重たいPCに変わった。これでモチベーションが以前と変わりませんという人は仏様だ」(元部長)

給与の低下に加えて、こうした感情を抱くような環境に置かれると「静かな退職」に陥るのは時間の問題だろう。

3/6 PAGES
4/6 PAGES
5/6 PAGES
6/6 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数