確かに管理職層が役職定年になると、給与が大幅に下がり、仕事に対するモチベーションが下がるという話をよく聞く。
年収500万円ダウン、PCのスペックもガタ落ち
例えば大手建材メーカーの元部長は55歳で役職定年を迎えたが、給与の下がり方に驚いたと語る。
「最初は役職手当がなくなるだけで給与等級はそのままだった。しかし翌年には仕事は普通にやっていても、人事評価で1ランク等級が下げられ、さらに翌年に1ランク下げられ、最終的に一般職の係長の等級になった。部長時代に70万円だった給与が40万円まで落ち込み、年収も部長時代の約1200万円から約700万円になった」と語る。
給与が下がるだけではない。今までの環境とガラリと変わることのショックもある。
「会議に参加することが極端に減り、メールの数も少なくなる。会社から貸与されるPCも部長時代は高性能の薄型のノートPCが支給されていたが、役職を降りたら、スペックの悪い厚めの重たいPCに変わった。これでモチベーションが以前と変わりませんという人は仏様だ」(元部長)
給与の低下に加えて、こうした感情を抱くような環境に置かれると「静かな退職」に陥るのは時間の問題だろう。


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