これまで、賢い子どもに支援はいらないという考えの下、日本ではギフテッド教育は行われてきませんでした。
しかし、学校制度は知的能力が標準的な子どもに向けて作られているため、知的能力が低くても高くても、その中心から外れてしまう子どもたちはカリキュラムが自分に合わず、学校が苦痛になりやすいと言われています。
ギフテッド児には不登校が多い
私はアメリカでギフテッド教育を学び、22年に日米ギフテッド教育協会を設立し、日本の先生方やギフテッド児の保護者に向けてギフテッド教育を教える活動をしています。
そこに集まる先生方や保護者からは「ギフテッド児が不登校になってしまった」という声を多く聞きます。
26年に発表された文部科学省の調査によると、全国の小中学校における不登校の児童生徒数は35万を超えたとのことです。この中には多くのギフテッド児が含まれていると推測されます。
それでは、どうしてギフテッド児は不登校になりやすいのでしょうか? それを理解するには、まずギフテッドとは何かを整理する必要があります。
ギフテッドは、知的能力が高く、考え方や学習のスピードが一般の人とは異なると言われています。障がいではないので、学校の環境さえ整えば困り感は小さくなると考えられます。


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