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キャリア・教育

「週3日勤務、複数担任、定例会議ほぼナシ」でなぜ回る?小学校教員が衝撃を受けた"オランダの超合理的な仕組み"

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オランダの小学校
今夏に訪れたオランダの小学校(写真:筆者提供)
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「パートタイム=非正規」ではない。調べながら、私自身の思い込みにも気づいた。オランダでは、「どれだけ働くか」と「どのような雇用契約で働くか」は別の軸である。フルタイムか、パートタイムか。有期契約か、無期契約か。この2つは別の問題だ。

さらに一定の条件を満たす労働者は、雇用主に勤務時間の増減を申し出ることができる。もちろん本人の希望が無条件で通るわけではなく、学校運営上の重大な支障があれば拒否される場合もある。

勤務時間を減らせば、給与にも影響する。それでも、あえて短い勤務時間を選ぶ人が少なくない。私はここにも強くひかれた。「より多く働いて、より多く稼ぐ」ことだけが働き方の正解ではないからだ。

教師の働き方の問題は処遇だけではない。「この働き方を、この先も続けられるのか」という持続可能性の問題でもある。「辞めるか、フルタイムで働き続けるか」ではなく、「働く量を変えながら続ける」という選択肢があることには、大きな意味があるように思えた。

「残った仕事」は誰がやるのか

しかし最大の疑問は残る。学校にある仕事の総量がそのままなら、短時間勤務者の仕事は結局別の誰かへ移るだけではないか。その答えを探して、オランダ初等教育の全国労働協約を読んだ。そこで、ようやく現地で聞いた話がつながった。

現在の労働協約では、フルタイム勤務者の年間勤務時間は1659時間。学校では毎年、夏休み前にチームで翌年度の「仕事配分計画」を話し合う。対象は授業だけではない。授業準備や事後処理、採点や事務処理、新任教師への支援、共同研修、その他の校務、休憩、学校にいる必要がある時間なども含まれる。

私が注目したのは、その先だった。洗い出した仕事が「実際に使える人員で実行可能なのか」をチームで確認するのである。仕事と人員のバランスが取れなければ、チーム、学校管理職、雇用主側で協議して調整する。

もちろん、「仕事が多ければ必ず削る」という単純な制度ではない。人員配置を含めた調整もあり得る。それでも、この順番を知った時、私は自分の問いが違っていたのではないかと思った。私はずっと、「週3日勤務になったら、残った仕事を誰がやるのか」と考えていた。

しかし、先に問うべきなのは、「この人員と勤務時間で、この仕事量は実行可能なのか」だったのである。

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