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ビジネス #鉄道最前線

関西初心者が戸惑う「大阪駅」と「梅田駅」の関係性 かつて土地買収で激しく争った阪急と阪神の現在

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2011年に完成した5代目大阪駅。ホームに掛かる大屋根が特徴だ(撮影:伊原薫)
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それから30年後の1906年、阪神電気鉄道(以下「阪神」)が現在の「ハービスPLAZA ENT」付近に梅田駅を開設した。阪神は前年に、この梅田駅よりも500mほど神戸寄りの出入橋駅を大阪側のターミナルとして営業を開始。その後も工事を行い、大阪駅に近づける形で延伸にこぎつけた。

官営鉄道のすぐ南側にありながら「大阪駅」としなかったのは、地名を優先したのか、「そんなこと言うたら大阪市内の駅は全部大阪駅やんけ」と思ったのか、はたまた官への反発か、今となっては定かでない。

この4年後には箕面有馬電気軌道(現在の阪急電鉄、以下「阪急」)が、33年には大阪市営地下鉄が開業したが、いずれも駅名は「梅田」。かくして、ほぼ同じ場所にありながら「大阪駅」と「梅田駅」が“共存”するようになったのである。

大阪駅を梅田駅が“包囲”していた

ところで、後に日本国有鉄道(国鉄)を経てJRとなる官営鉄道にも、かつては「梅田駅」が存在した。大阪駅の北側にあった貨物専用駅がそれで、「大阪貨物駅」とならなかったのは混同を避けるためと思われる。

この梅田駅は2013年に廃止され、跡地は再開発されてグランフロント大阪やグラングリーン大阪へと姿を変えたが、一時は大阪駅の四方をぐるりと囲む形で梅田駅が“包囲”していたというのは興味深い。

2013年に廃止された貨物専用駅の梅田駅。敷地の一部は先行して再開発されグランフロント大阪(写真奥)となった=2013年(撮影:伊原薫)
【貴重な写真】荷扱いを行うホームには大屋根。大阪駅前の超一等地に巨大な貨物駅があった
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