あらためて調査概要を見ると、今年5~8月に15~39歳にインターネットで行われたアンケートであり、10万人を超える回答が集まったため、7月時点での集計結果が公表されました。
約50問にわたるアンケートは主に「自己認識(あなた自身のお気持ちについて)」「これまでの体験・経験について」「結婚やこどものことについて」「困っていることや満足感について」「もっと知りたいことや相談先・情報源について」「行政の施策について」「再びあなたご自身のことについて」「SNSの利用について」の8項目。
具体的には、生活満足度や自己肯定感、生活まわりの困りごと、結婚・出産に対する意識、仕事・年収・住居などへの満足度、SNSの利用状況など、それなりに踏み込んだ質問である様子がうかがえます。
「人を信頼できない」若者たち
なかでも気になったのは「普段感じていること、困っていること」で挙げられた項目。
「自分の見た目(容姿・体型)が気に入らない」が56.7%、「人と恋愛関係になることが難しい」が56.3%、「人を信頼することが難しい」が55.5%、「自分が何をしたいのか、どのような人間なのか自分でよくわからない」が54.2%、「将来の仕事・キャリアの見通しが持てない」が51.7%、「人に助けを求めることができない」が51.7%、「人づきあいがうまくいかない」が50.5%と、50%を超える高い数値でした。
特に深刻さを感じさせられるのは、「人を信頼することが難しい」「人に助けを求めることができない」「人づきあいがうまくいかない」でしょう。最大のトピックスとして報じられている結婚どころか、過半数の人が日々の人づきあいすらうまくいかないと言うのです。
人生経験を重ねていく段階の若者が「自分が何をしたいのか、どのような人間なのか自分でよくわからない」と答えるのは自然である一方、周りの人を信頼できないからコミュニケーションがとれないという状態は何を示しているのか。
ネットやスマホなどの普及・発達によってツールと情報が増え、コミュニケーションがとりやすくなると思いきや、それを生かせていない様子がうかがえます。


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