約3800社の上場企業から、いったいどの銘柄を選ぶべきか。「会社四季報オンライン」の連載「厳選注目株」では日々、プロが厳選する有望銘柄を紹介している。2025年に紹介した237銘柄の記事掲載後3カ月間の平均騰落率は+16.32%(対象は同年12月24日掲載分まで)。値下がりは5銘柄のみと、市場全体と比べ圧倒的なパフォーマンスを誇る。連載筆者の3人に、それぞれの「銘柄選定の極意」を聞いた。
「IPO銘柄」選定のコツ
「IPO株は上がり始めると大きい」──。そう語るのは、証券系新聞社で記者歴30年超、現マーケットアドバイザーの天野秀夫氏だ。初値を形成した後のセカンダリー市場は個人と機関投資家が同じ条件で参入でき、過去のシコリ(戻り売り)もないため、人気化すれば短期間で株価が2倍、3倍へ急騰する魅力を持つと説く。
天野氏の選定は「株価3000円未満」の中小型・低位株が中心。選定時は過去2〜3期の「業績変化率」に加え、「資本構成」を精査する。大手企業の出資は強い信用力を示し、オーナー系企業は迅速な経営やM&A等の変化に期待できる。一方、ベンチャーキャピタルの比率が高すぎる銘柄はロックアップ解除後の売り圧力リスクがあると注意を促す。
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