「秋相場は荒れるだろう」。そのように見通す市場関係者は少なくない。9月以降、株価の重しとなる材料が目白押しだ。9月17〜18日、日銀が金融政策決定会合を開く。円安抑制へ利上げする可能性が高い。アメリカも9月15〜16日のFOMC(米連邦公開市場委員会)で利上げしそうだ。11月には米中間選挙があり、支持率挽回のためトランプ大統領の政策が荒れる懸念がある。イランへの軍事作戦は終わりが見えず、原油価格は高止まりしている。
好調企業の仕込み場
だが、そうして全体相場が軟調なときこそ好調企業の仕込み場かもしれない。日本企業の業績は上向いている。『会社四季報』最新号の今期純利益は20%超の大幅増益見込み。前号の12.5%と比べ約8ポイントも拡大している。秋相場を抜ければ好調な企業業績を基に株価が再上昇するポテンシャルを秘める。

業種別では製造業の全業種が今期純増益予想。AI投資の恩恵を受け、非鉄金属が前号の減益予想から増益予想に転じた。非製造業でも海運業が船賃上昇で減益予想から増益予想へ。日経平均株価は春から夏に乱高下したが、そんな乱気流相場で勝ち抜く株を本特集で見つけ出そう。


