逆にやってはいけないのは、「お母さん/お父さんができたんだから、あなたにもできるはず」という言い方。これだけは避けていただきたいと思います。子どもは「比べられている」と感じた瞬間に、勉強へのモチベーションを一気に失ってしまうからです。
それ以外であれば、どんな理由づけでも構いません。たとえば、
「お母さんが学生時代に解けなかった問題を、あなたはこんなに早く解けていたよね」
「学校の先生が、あなたのことをすごく褒めていたよ」
「この前のテスト、前回よりも点数が伸びていたじゃない」
こうした"あなた自身の可能性"を根拠にした声かけであれば、いくら口出ししても構わないのです。
「勉強しなさい」「なんでこれができないの」――こうした否定形の言葉は、子どもの自己肯定感を削ってしまいます。一方で、「もっとできるんじゃないの?」という期待を伝える言い方であれば、子どもは「自分はできる存在なんだ」と感じ、自然と机に向かうようになるのです。
ポイント②スマホに関してはしっかり口出ししていい
もう一つ、これは強くお伝えしたいのですが、スマートフォンについては、親御さんが積極的に口出ししていいと私は考えています。
なぜなら、スマホというのは、子ども自身の意志だけでどうにかなるものではないからです。
考えてみてください。大人ですら「スマホ依存」「スマホデトックス」といった言葉が生まれるほど、スマホから離れられなくなっています。SNSも動画アプリも、ユーザーを飽きさせないように、専門家たちが緻密に設計しているものです。
そんなものを、まだ自制心が十分に育っていない子どもが、自力でコントロールできるはずがありません。
子どもがスマホばかりいじってしまうのは、子どもが悪いのではなく、スマホが悪いのです。
だからこそ、親御さんが「これは自分でコントロールできるものじゃないんだよ」ということをしっかり子どもに伝え、一緒にルールを作ってあげるべきなのです。


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